きつねのまど

きつねのまど











































(蛇足)

覗いているのは上から順にヴェルゴ→ベビー5→ラミ→ロー

時系列的にはラミまでは兄妹決別前、ローが覗いたのは決別後で、3人には見えるローの「真実の姿(=過去に置いて行かれた子供のままの自分)」がローには見えない(=『バケモノ』である自分こそが真実の姿だと思っている)状態です

幼少期からローを側で見ていたヴェルゴや密かに弱い部分を知っているベビー5には幼少期のローの姿が、幼少期とは変わり果てた兄を正面から見れないラミは子供の姿ではあるものの「全く別の、幼少期の兄のような何か」が見えています













(蛇足の蛇足)

ラミに見えている「幼少期の兄のような何か」は迫害から妹を遠ざけようとしたローの姿です

「迫害の言葉」「擦り切れてきた善の心」と対照的な「何かを安心させようとする口だけの笑み」のアンバランスさが純粋で無垢なラミには理解できず恐ろしいものに見えています

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