かつて少年/人間だったソレの話
年齢:15歳
性別:生誕時は男。ただし幼少期に性器は切除されており、その他にも非人道的な手術を受けている。
誕生日:不明。燃え尽きた記録には幾つもの星が降る夜とある。
身長:153㎝
体重:41㎏
髪の色:緑がかった水色。先の方は白色に近い。
瞳の色:凍えるような薄青。灰に近い、冬の日本海。
身体的特徴:鎖に繋がれていたため手足首が異常に細い。同年代と比べて小柄でさらに軽い。小食。生気がなく、覇気もない。幽霊のような人間。
性格:臆病・礼儀正しい。力のあるもの、大きいものには恐怖を示し、逆らうことを恐れる。何をされたかが重要なのではなく、等しく恐怖の象徴・対象である。また、水もまた恐怖の対象であり、略歴に由来して運動は得意としない。
特技、技、能力:発達した言語能力を持つ。数日過ごすだけで日常生活に足る語彙を得られ、現地の者と遜色ない言葉で話すことが可能。これは字についても同様である。記憶がなくとも変わらない。
ワンクッション
来歴:
地球・ポケモン世界とは異なる星の生まれ。地球より少しだけ科学もオカルトも発達している世界。その世界での前時代的な集落に生まれる。両親の顔は知らず、存在も聞いたことはない。住居は座敷牢。右手と左足、または左手と右足を常に鎖で壁に繋がれていた。性処理用の道具として集落全体に飼われていた。恐怖や生理的な嫌悪感は常にあったが、拒否を示すと殴られる蹴られるより酷くされるとろくなことがないので抵抗はなくなっていく。代わりに意識しない、忘れる、精神を飛ばすなどのやり方で心を守っていた。
必要がないからと去勢され、面白半分で改造を施されたことから、所々なごりで骨ばっているが、現在はほぼ二次性徴が来ないまま成長した少女と見て違和感のない体形である。衣類を着用している限りは男性とも女性とも断言しきれない容姿。赤い首輪は目立つため、普段は襟巻で隠している。この道具を嫌悪しているが、外すことにも恐怖を覚えるためなにもできていない。
親切()な人間に座敷牢から出され、ほぼ初めて外の世界を知る。足の腱を切られているために背負われて集落から逃げる際に鳥と犬に襲われて崖から落ちる。どちらかというと逃げるために囮にされる。最終的には溺死した後、ヒスイに送られた。