“かっこいい”あなたと

“かっこいい”あなたと


藤丸立香。かっこいいお兄さんで、カルデアのマスターさんで……わたしとクロの、大好きな人。


「イリヤとクロはいつもかわいいなぁ…」

「…ぷはっ…♥ ほんとう? 嬉しい…♥」

「ちゅ…♥ クロばっかりずるいよぉ♥ わたしもおちんちん舐めるの頑張ってるんだから、ちゃんと指ずぽずぽしてぇ♥」

「ごめんごめん、イリヤのことも忘れてないから、ね?」

「ッ…♥♥♥」


一目惚れだった。あの特異点で初めて出会った時、まず「かっこいい」って気持ちがわたしを満たして、次に胸がかつてない程にときめいた。かっこよくて、優しくて、泥臭く足掻く姿すら輝いて見えて…。その想いは、今も変わらないどころかもっと強くなった。“お兄ちゃん”っていう、特別な呼び方をしても全然良いくらいに。

きっと、クロもわたしと同じく「かっこいい」ってなって一目惚れしたんだと思う。あの特異点でファースト・レディに取り憑かれていた時、クロを助けようと必死で頑張ってくれた人の一人がお兄ちゃんだから。…一応わたしも頑張ってたんだけどなー…。いや、今それはどうでも良いや。


「んっ♥ んぶ♥ ぷはぁっ♥ これ好きっ♥ お兄ちゃんの指でぐちゅぐちゅされながらおちんちんしゃぶるのすきぃっ♥」

「んぶっ…♥ くぽっ♥ ちゅぽっ♥ ちゅぷ♥ …ふふ、イリヤったら堪え性がないわねっ♥ ぁんっ…♥ そろそろ本番なんだから、ペース配分はぁっ♥ …しっかりしないと…♥」


───お兄ちゃんのお嫁さんになりたい。元の世界の自分達とは違う、藤丸立香お兄ちゃんのサーヴァントとして一生を添い遂げたい。そんな思いが先に爆発したのはクロだった。自分のハジメテを捧げて、お兄ちゃんのハジメテを貰った。『死痛の隷属』……痛覚共有の刻印を弄って、共有先をお兄ちゃんに変えたその日の出来事だったらしい。

わたしは出遅れたけど、それでもお兄ちゃんと両思いになって、ハジメテを捧げることはできた。お兄ちゃんのハジメテは貰えなかったけど、それでも嬉しかった。お兄ちゃんが、罪悪感を抱きながらもわたし達二人をお嫁さんにする気満々だったからだ。そんな罪悪感どうでも良くなるくらい、みんなで幸せになろうと思えた。


「じゃあ、今日はクロから抱くよ。この前はイリヤからだったし」

「うんっ♥ 来て、お兄ちゃん♥ …ぁ♥ ぁああ♥ あぁあアアァッ♥♥ すごいっ♥ これやっぱりすごいよぉっ♥ お兄ちゃんのおっきいおちんちん、硬くて熱くて気持ち良いよぉッ♥♥♥」

「クロ…!」

「ぁっ♥ 乳首だめ♥ そっちよりキス♥ キスしてぇ♥♥♥」


その後、クロは術式をさらに弄ってお兄ちゃんとわたし両方との痛覚共有を結んでしまった。流石に大丈夫なのかなと思ったけれど、クロが幸せそうだからそれ以上はもう何も言えなかった。


「クロ…っ…! んっ…! んむ…」

「んっ…♥ ちゅ…♥ ちゅぷ…♥ ぷはぁっ♥♥♥ お兄ちゃん好きっ♥ 大好きっ♥♥ 世界で一番大大大好きぃっ♥♥♥ ナカっ♥ ナカに出してぇッ♥♥♥ わたしお兄ちゃんの赤ちゃん産みたいよぉッ♥♥♥♥」


今、わたし達は聖杯をたくさん捧げられた結果受肉している。だからクロに限って言えば、元の世界に戻った自分より幸せなんじゃないだろうか。

今のクロは消滅に怯えることはない。未来や赤ちゃんを望むことだってできる。キスだって、今じゃお兄ちゃんやわたし、ミユ以外とは全くしていない。する必要がないし、そもそもクロ曰く「好きでもない相手とのキスが一気に味気なくなっちゃってねー」とのことなのでしたいとも思わないらしいからだ。


「…クロ、イくぞ…!」

「ぅぁあああああぁぁぁッ♥♥♥♥♥♥♥」


前の穴も後ろの穴もお兄ちゃんの形になったわたし達。男の人とのキスも捧げちゃって、もう後戻りできないくらいお兄ちゃんにメロメロになっちゃった。


「あは…♥ ひ、ぃ…♥」

「お兄ちゃん…♥ わたしも、クロみたいにして…♥」

「…分かった。滅茶苦茶になるまで抱くから覚悟しておいて」

「うん…♥」


…でも、良いよね? わたし達サーヴァントで、元の世界のわたし達とは独立してるんだもん。

だったら、この素敵な恋に溺れて二度と抜け出せなくなっても、良いよね…♥


───


「すごいっ♥ すごいよぉっ♥ お兄ちゃんのセックスかっこいい♥♥♥ もっとおちんちんずぽずぽしてっ♥♥ おちんちんと赤ちゃんの部屋でいっぱいキスしよっ♥♥ お兄ちゃんっ♥♥♥」


───


「すきッ!! すきすきッ♥ すきぃいいッッ♥♥♥ お兄ちゃんかっこいいのずるいっ♥♥ 顔も心も身体もおちんちんも全部かっこいいのずるいよぉっ♥♥♥」


───


「お兄ちゃん…♥ わたしもクロも、お兄ちゃんのこと世界で一番大好きだよ…♥」

「イリヤ……うん、オレも二人のこと大好きだよ」

「お兄ちゃん…♥ …ふふ…♥ …こんな幸せ、ミユだけ味わえないのは不公平だよね♥ わたし、今度はミユも連れてくるよ♥ 別の世界のわたしとクロみたいな存在だから、きっとお兄ちゃんのこと好きになってくれるはず♥ …だから、お兄ちゃん…♥ ミユのことも、ちゃんと幸せにして……わたし達と一緒にお兄ちゃんの赤ちゃん産ませてあげてね…♥♥♥」

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