お返しされるマキマさん

お返しされるマキマさん

四肢切断まん民

「ふぅっ…んんっ…」

そこはどこにでもありそうな少し広めのアパートの一室だった。

住人は二人。

パッと見は不良のような青年と、ミステリアスな雰囲気のある少女。

だがどちらも学生なので、平日の昼間に家にいるのはペット達だけだ。

多少広い部屋を選んだのはこのペットのためのようだったが、全部で3匹もいると流石に足りないような気もする。

もっとも犬や猫と違って彼女達は大人しく、よく躾けられてはいるのだが。

 

 

「マキマさんはさ、ここ弱いよね」

そう言ってレゼは目の前の剥きだしになった股間に舌を這わせる。

そしてその頂点で自己主張している陰核に軽く噛みついた。

「んあぁぁっ!!」

マキマ、と呼ばれた女性がビクンと背を仰け反らせた。

顔は真っ赤に火照っており、既に何度も絶頂させられているのか下半身の周りの床は失禁したかのように濡れている。

レゼはその姿を面白がるように再び肉芽を弄りだす。

はあっはぁっ、と息を荒げながらもマキマはレゼの責めから逃れようとはしない──正確には逃れられないのだが。

仰向けになったマキマが絶頂し、身体を跳ね上げる度に、彼女の腹の上に陣取ったクァンシが巧みに抑えつけていた。

更にはその唇を奪って舌を絡めたり、互いの胸を擦り合わせたりするのだ。

二人掛かりでの愛撫の嵐にもはや何も考えられなくなったマキマは、玩具のようにただ二人の思うがままイかされる存在になっていた。

かつて、いやほんの数か月前ならばこんなことにはならなかっただろう。

マキマは後悔とも絶望ともつかぬ思いで自身の腕に目を向けた。

──肘から先は、無い。

腕だけではない。

脚も、膝から下が切り取られ切断面にはゴム製の柔らかいカバーで覆われていた。

マキマだけですらない。

この場にいる三匹の女性、すなわちレゼとクァンシも、その両手足を切断された犬のような姿で飼われているのだ。

 

 

飼い主であるここの家主はかつてチェンソーマンと呼ばれ公安に所属するデビルハンターだった。

かつてマキマは支配の悪魔と呼ばれた存在だった。

だがそのあまりの強大な力を恐れた者達とチェンソーマンによって討ち取られた。

本来彼女は自身の能力によりたとえ死んでも他人の命を引き換えにして復活することができる。

マキマを殺そうとした者達が苦心したのもその力をどう封じるかだった。

その答えとしてチェンソーマンが提案したのが、支配の能力を行使できないように存在を最下層に堕とすという方法だった。

マキマの手足は切断され、それを実行したチェンソーマン───デンジの家で飼われるペットとなった。

 

 

他の二人はマキマが以前に能力で蘇らせて使役していた者だったが、デンジが望んだため同じくペットとして飼われている。

マキマと違い悪魔の能力を封じられてはいないが、発動のトリガーとなる動作を行う手足を奪われているため脅威ではないと見なされたのだ。

レゼとクァンシには蘇らせる際にマキマ自身への愛情を刷り込む形で手駒にしていた。

マキマの洗脳は既にほとんど力を失っていたが、同じ境遇である二人には未だに僅かながら影響している。

更に生前の最期の記憶、即ちマキマに殺されたという恨みの念も加わって、デンジの目が届かない所でマキマは常にこうして嬲られていた。

手足の無い身体では振り払うことも容易ではなく、2対1ではどうにもならない。

まして元々の筋力や運動能力ではレゼやクァンシにはとても敵わないのだ。

毎日のように口、耳、胸、腋、背中、陰部、肛門などありとあらゆる部分に舌を這わされ疲労で無反応になるまで嬌声を上げさせられていた。

そして、この日も──

 

 

「ちょっと交代だな」

執拗にマキマの口を貪っていたクァンシが満足したように顔を上げて言った。

そして彼女の上で器用に身体の向きを変えた。

マキマの口には大きく割り開かれたクァンシの陰部が押し付けられる。

クァンシは逆にマキマの下半身に丁度頭の位置がくるようになっている。

そのまま肘までしかない腕で、マキマの短くなった両足を上向きになるよう抑えつけた。

膝から先があれば、M字開脚と呼ばれるような恰好になっているだろう。

「じゃあ私はこっちね」

足を持ち上げられたことで露わになった後ろの窄まりに向けてレゼはふぅ、と息を吹きかける。

目的の箇所を告げられたマキマの身体が小さく震えた。

「私をイかせられたら今日はお終いにしてあげる」

「ふぅっ…んんっ…!!?」

抗議の声を上げようにも既に口はクァンシの下半身で塞がれているため、くぐもった呻き声にしかならない。

そして身構える余流すらなく、惨めなゲームが始まった。

「んんん!!!むぅぅっっ!!!」

頭を太腿で両脇から抑えられ、顔を背けることもできずに息をするのがやっとなマキマに対して、上半身を自由でいつでも休憩できるクァンシ達。

最初から相手になどなるはずもなく、辛うじて舌を動かすのが精一杯のマキマ。

その間にもレゼは幾度となく菊門に舌をねじ込み、遂には肘を押し込むフィストファック擬きまでやり始めた。

クァンシもまた、マキマの弱点はとっくにバレているのであえて焦らすようにその周辺を丁寧に舐め上げる。

卑猥な水音が止めどなく響き圧倒的な官能の刺激が全身を駆け巡る中で、マキマは何度も意識を失い、そしてその度に更なる刺激で叩き起こされることを繰り返した。

もはや指一本、いや舌一枚すら満足に動かせない。

それでもなお、レゼ達は激しくマキマを責めたてた。

「あっ…あぁっ…ぃぎぃっっ…」

永遠とも思える絶頂地獄。

それはデンジが帰ってくるまで数時間にわたって続けられた。

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