>>38の流れで謙信さんに見せつけられて悶々としてしまうお虎さん

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ベッドに転がれば、思い出すのはあの時の晴信の表情ばかりだ。

欲に濡れた眼で私をなぶろうとしていた。

向こうの部屋で破廉恥なまぐわいをしていたあの2人のように、晴信も私を犯したいのだ。そう思ったら、もう晴信の顔をまともに見ることはできなかった。

「どう、してましたっけ」

肌を露出して、彼らのまぐわいを思い出す。晴信に、ああやって触れられたら、私もあのように淫に喘ぐのだろうか。晴信に、晴信に、されたら。

「あ、ああ」

想像して、またお腹の奥がきゅんとした。

私は、晴信に犯されたいのだ。あの太い腕に抱かれて、滅茶苦茶にされてみたい。

だがそんなこと、どうして望めるだろう。私には無理だ。だからこうして隠れて自分を慰めるしかない。

「ん……あっ」

左手を胸に伸ばしながら、右手で秘所に触れてみる。なんとなくしっとりしているような気もする。こういうものなのだろうか。経験のない私にはわからない。

「あ、あっ」

ただ指を動かすだけで、身体が勝手にびくびくと跳ねる。その反応が怖くて、でも気持ちよくて、私は何度も何度もそこを撫で続けた。

そのうちに段々頭の中がふわふわして来て、なんだか自分が自分じゃないような気がしてきた。

「はるのぶ」

晴信は今何をしているのだろう。このところ避けてばかりで、私に愛想をつかしてはいないだろうか。それともまとわりつかれなくなってせいせいしているのではないか。そんなことになったら、耐えられない。

彼が私を押し倒したらどんな顔をするだろう?あの灼ける眼て私を抑え込んで、私の身体を暴くのだろうか。

「ぁ……んっ」

晴信が私を押し倒して、それから?

「はるのぶぅ……」

彼が私を抱くところを想像すると、身体の奥が熱くなる。私はもうすっかり夢中になってしまっていた。彼の指を思い浮かべながら、自分の胸を強く揉みしだき、秘所を擦り上げる。

「っ」

未知の感覚に手が止まる。怖いのか、なんなのかわからない。分からないけど、これ以上はできない。

だけど、物足りない。

「はるのぶ、抱いて」

もっと、気持ちよくなりたい。

「抱いてください……」

私の言葉に答えるものはいない。私はただ、物足りなさを抱えたままで眠りについた。

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