お祖師様、ごめんなさい……アタシ女の人好きになっちゃったみたい
#戦乙女の裏垢セントソルトスノーを思わせる冬の寒空の下、李素裳は空になった財布を力無く振りながら肩を落としていた。
揶揄うような微風が、素裳の長くて艶やかな茶髪を愛撫する。男好きする傾国の美貌を称えながら、150センチに届くかどうかの体躯に誰もが振り返る形ぶりのよい豊乳──
齢15にして免許皆伝、太虚剣神の冠を頂き、500余年のコールドスリープにより蘇りし侠の精神を持つ武人であっても、素寒貧にだけは勝てそうになかった。行き当たりの放浪癖は、世界が終焉を乗り越えて尚、治りそうにない。
(時代がズレてるからか、大道芸や剣舞でおひねりを貰うのは難しい……なら"アレ"するしかないか)
素裳は慣れない手付きでアプリを開き、隠語を並べ立て、ターゲットを漁る。並の男──仮に屈強であっても──に荒事で負ける道理などないが、事が波及し天命、ひいては戦乙女そのものへのスキャンダルとなるのは避けなければならない。
その点同じ美貌を誇るS級戦乙女である妖女リタにこっそり教えて貰ったマッチングアプリ『路地裏花屋』は、登録への厳しい審査故に面倒な男や事後処理が発生したことは1度とてない。旅烏の素裳にとっては、正に渡りに舟であった。
最近ではいわゆる裏垢を立て、自らの媚態をインプレッションに換え小銭を手にする事も厭わなくなった。得られるのは足しになるかどうか程度でしかないが、金に困った"同業者"も多いお陰で、木を隠すなら森の中──そんな折、訝しげな返信が届く。
「私女なんだけど、それでもいいかしら?コインは弾むわよ♪」
☆
この人妙に馴れ馴れしいなあ……まあいいんだけど。いや良くない!幾ら高そうなスーツをぴしっと決めた綺麗な人でお金を持ってても、これアタシでも一発で分かるくらい怪しすぎる──!
でも、逢っちゃったよ……きっと女の人とのそういうこと、期待しちゃってたんアタシがいたんだ。
「私も同じちゃらんぽらんだから平気よ~」
「そ!ん!な!ことない!」
目眩がする程の高級料理店──勿論個室で防音な中、お相手のウサギはアタシの胸をそのしなやかな細い指で絡め弄びまさぐろうとしてくる。もう、精のつくものなんて頼むからこうなるんでしょ!
「したくなっちゃった」
ちょっと、何アタシの手をあんたのお股に導いてんのよ!ぐっしょり濡れてるし……!
……そっか、こうなっちゃってるんだからもう、仕方ないよね……?ね?
「……ホテル、行っちゃう?」
「あら~あなたの方からだなんてとっても嬉しいわ~」
☆
「部屋選ぶ時ずっと下向いちゃって、可愛い」
「エレベーターで扉閉まったらいきなり抱きついてくる人、アタシはじめてだよ……」
最近はこういう施設も増えたね……フロントを誤魔化す男装も手慣れてたし、絶対いっぱい遊んでる人だ。
「女の子同士ははじめて?」
そ、そうに決まってるでしょ!アタシはスーサナとだって健全だし、まあ想ってその……自涜に耽ったことは……結構あるけど……
「先にお風呂入っちゃう?私はやることやってから入る派なんだけど~」
「は、入る!」
すっごい大胆で困るね……背はアタシよりずっと高いし出るとこ出てるし、普段は打ち明けられず持て余してるから登録してるのかな……?
うーん、いつ見てもこの広いお風呂は慣れない……なんかそわそわしちゃう。
「失礼するわよ~」
!?
「だって、待ちきれないもの」
ちょっ、まだ身体洗ってな……
「あなたも好きなんじゃない?こういうの」
舌を絡める大人のキスを受け入れるがまま、広い湯船にお互いの身体を沈めちゃった。いい匂いするよ……ああっこういう時に限って抵抗しちゃわないアタシってえっちなのかな……?
「そうよ」
「えっ!?」
「私ちょっと心を読むのに長けていてね、最近では機敏も分かるようになったの~」
なんなのそれ!じゃああんたがえっちなこと大好きになるのも仕方ないかも知れないけど、少しは優しく……
「じゃあ望み通り優しく、優しく……たっぷり可愛いがってあげるわ♡」
☆
綺羅が引っかからないかなと思って登録してたら、ホンモノのS級戦乙女が来ちゃうなんて……私ったら何て運がいいんでしょ♡はいそこベッド♡ふかふかに沈んじゃえ~♡頭当てないよう気をつけてね♡
「う、ぅう……なんか恥ずかしい……よ……♡」
「なら服着たまましましょ♡お姉さん、そういうのも大好きよ♡」
ほんっと可愛い……生娘と対して変わらないのに、お金欲しさにこんないけないことしちゃう……だから悪いウサギお姉さんに食べられちゃうのよ♡
「で、でんき、けし、て……ぇっ♡」
「それはダメね♡」
服着たままは譲ったのだからだめよ、あなたはもう譲って貰えないの♡
「はぁ……うっ……♡ね、ねえ、ちょ、ちょくせつは、しない、の……?♡」
手で服越しにさわさわするだけでもうすっかりスイッチ入っちゃった?細長い指が好きなのかしら?普通の男の子ならとっくにメロメロでしこしこぱんぱんしか考えられなくなっちゃってるけど、いけないお姉さんと本気でいちゃいちゃしましょ♡
「んあっ♡ふ……き、キスが……すきなの……?♡」
その通りよおすしちゃん♡私が上で、長い長~いベロの先っぽをいやらしく尖らせながら、絡めて絡めてお互いの粘液をまぜまぜしながら──すけべな身体をさわさわしてあげるのが大好きなの♡
「♡……っ……ぅう……♡」
あら~声我慢しちゃうのね、可愛い~♡ねえ、お姉さんそれこじ開けちゃってもいいかしら?♡
「はぅ……♡おねえさん、じょうず、なん、だからあっ……♡」
ほら立って♡耳も背中も私のものよ♡中央はねどこでも気持ちいいの♡背中のすじをこすこすされると直接じゃないのにずーっと気持ちいいでしょ♡
「はあっ、はあっ♡も、もうだめ、さわって……♡」
「ふふっだめよ♡我慢我慢っ♡」
んー、悪~いウサギお姉さんだからあと1時間位は前戯しちゃう♡
「ね、ねえ、じ、じぶんで……さわっても、いい……?♡」
「だーめ♡あなたの恥ずかしいところ、もっとよーく見せて♡」
「い、いじわるうっ♡」
語尾がにゃんついて上がってると説得力ゼロよ~♡あなたは剣もストイックだから焦らされて悦ぶマゾでもあるの♡お姉さん目一杯サービスしちゃうわね♡
「う、ううう……♡じ、じらされるの、す、すきかも……♡」
分かってきたじゃない♡じゃあ、お股拡げて見せて♡そう♡お店での私より大洪水じゃない♡もうおすしちゃんったら期待しちゃって♡
「さ、さむいから、ヒートテックで……いろけなくて……♡ごめんなさい……♡」
そうやって言って行きずりの男の子に悦んで貰えたのね?♡ヒートテック越しにおっぱい揉むとお互いとっても気持ちいいものね♡でもだめ♡横乳さわさわしてあげるから腋上げて♡
「はあっ、はあっ……♡も、もう、いいわよね……♡」
えーっまだだめよ♡腋も太ももも全部舐めさせて♡さわさわされてもどかしいままでいて♡
「んーっ♡んあっ♡ね、ねえ……♡じゃ、じゃあ……おねえさんのこと……きもちよくしてあげる♡」
あら~積極的♡じゃあこれで触りっこしましょう♡
「え、えええっ♡」
孤高の戦乙女は男日照りでもあるものね~♡こういうあなたの出す竹みたいなおもちゃ、きっと頼んだことあると思うのだけど♡
「これ♡すごっ♡これで……えっちなとこ、すっちゃうの……?♡」
大正解っ♡しかも先っぽいじわるブラシや舌みたいにぺろぺろまで出来ちゃうのよ~?先にお姉さんに当ててみて♡そうそれっ♡
「え、えへへ……♡あたしもくりちゃん、きゅってしてほしいな……♡」
あら~いきなりいっちゃうの?♡先ずは抱き締めさせて?今のおすしちゃん、私でもくらくらしそうな甘酸っぱいメスの匂いでいっぱいだから♡
「ふぁひいっ♡う、うさぎさんは……おんなのこ……すきなわけ……?♡」
ちょっと違うわ♡あなたみたいなされるがままなのに大胆になっちゃうようなえっちな女の子が好きなの♡キスしながらおもちゃであてっこしましょ♡
「そ、そこじゃにゃい♡もどかしいよぉ♡」
あら~もじもじしちゃって♡ちゃんと気持ちいいとこに当てて欲しいの?♡焦らしに焦らすから前戯って言うのよおすしちゃん♡腰かくかくさせ過ぎ♡
「も、もうだめえっ♡がまん♡できそうに……ないかも……♡」
私知ってるわよ?本当なら神蘊の中でくちゅくちゅできちゃうってこと♡でもしないのね♡
「だ、だってえっ……♡うさぎさんっ♡あたしのこと……こんなえっちに……♡しちゃうんだもん……♡」
もう可愛くてたまらないわ♡ぐっしょりパンツ脱いじゃって♡お姉さんがエリュシオンに連れて行ってあ・げ・る♡
「っあああっ♡これ♡これだめ♡くりぶらし♡あっ♡か、からだ、あつい……っ♡もうやだ♡やだぁ♡」
「あら、そう♡?おすしちゃんのクリちゃんもっともっとさわってってしてるけど♡」
本当に、本当に♡この子は可愛いわね♡はい角度を変えて一番奥♡でも強くせずとん、とん♡だけどとっても気持ちいい♡
「えっ♡あっ♡や、な、なにっ♡なにこれっ♡うさぎ♡さんっ♡」
身体がっくがく♡そうよねおすしちゃんは今まで修行一筋だった女の子だものね♡知らない奥を揺らされて耐えられるわけ無いわよね~♡ほら私のことぎゅって抱き締めて♡
「ね、ねえ♡く、くるっ♡なんか、きちゃうっ♡きちゃう♡」
ええいいわよ♡あなたの恥ずかしいカオ、全部見せて?更に強く押し込んじゃう♡小さな身体がびくびく♡ふふっガチイキするのって大変なのよね♡
「くる♡きちゃう♡あっ♡ごめんなさい♡くりちゃん♡もうむり♡あ……っ♡でてる……っ♡うさぎ♡さん♡ぎゅって……♡あ……っ♡する♡ね……?♡」
よくイけました♡すっごい噴いたのにイくときとっても可愛いのね♡おもちゃふたつともあげるわ♡おすしちゃんもこうやって好きな子と一緒に楽しんじゃえ~♡はいピース♡
「は……ふぁい……♡うさぎさんと♡ぴーすっ……♡♡」