お仕置きから調教へ

お仕置きから調教へ


「これで作戦会議終了です。分かりましたね!」

「はい!!」

ある高校のサッカー部に元気な声が響く。

ホワイトボードを叩く女性は源頼光、教育実習生の身でありながらサッカー部のコーチに選ばれた女傑である。

「ふぅ、後の予定は...」

バインダーを持って部室の扉を開く。

その部屋の中心にいつもは見ない女の子の姿があった。

「お帰りなさい♡頼光さん」

「あっ...!立香さん?!」

その女の子は頼光の幼馴染、藤丸立香だった。

小中高と一緒だったが立香が早生まれで3歳差なので、頼光が先に教育実習生となって、元々同じ学校の生徒だったのに、今は同じ学校の先生と高校生という奇妙な間柄になっている。

「み、皆がいるときは来ないでくださいと言いましたよ!立香!」

「ごめんごめん早く会いたくてさ」

ポコポコと怒ってる頼光に対し、歯が浮くようなセリフで返す立香

実際頼光が本気で嫌がっているようには見えなかった。

「まあ♡」「あっ...!♡」

すっと立ち上がり近づく立華、それに対し頼光はビクビク震えるだけで静止できない

恐怖や恐れでの震えなのは間違いないが、恐怖だけではない歓喜の感情が混じっていた。

「生徒さんたちに本当の頼光さんを知られちゃったら困るもんね♡」

軽く頼光を抱きしめ、お尻に手を添える。

頼光がプルっと震えた。

「ご...!り、立華!夜ならいいですから...ここでは...」

「あはは、また夜でね〜」

手を振りながらパーっと走っていく立香を見ながら、頼光は荒い息を整えた。


───


「お帰りなさい頼光♡」

「......ただいま帰りました♡」

帰ってきた頼光はしゅるりとネクタイを外し、服を脱いだ。

そして、正装に着替えた。

「学校では申し訳ございませんでした」

三つ指を揃え、土下座し頭を下げる。

黒いランジェリーに耳と尻尾をつけた姿は立香のペットのようだった。

「いいよ♡私が約束を守らなかったのが悪いんだし」「ああ、ありがとうございます!」

床に頭を擦り付ける頼光。

学校での凜としたあの姿はどこにもなかった。

「じゃあ...どうしたい?頼光さん♡」

「...っ♡」

立香が手を顎の下に当て、頼光の顔を上げさせる。

「また、私めにお仕置きをください!♡」

「分かったよ♡頼光」


立香に出会ったのは小学校だった。

小学校の頃頼光は非常に乱暴で悪い子だった。

自らを丑御前と名乗り人の痛みなぞ知らぬと大暴れしていた。

「こらー!頼光ちゃーん!」

「げっ...!立香!?」

悪いことをするたび、立香がお尻を叩いてお仕置きしていた。

「痛い痛い痛い!」

「もー!嫌なことしちゃいけないからね?」

「私は人の嫌がることを進んでやっております!」

「人が嫌がることをすすんでやってるからダメなんだよー!」

とやっていたが頼光が先に小学校を卒業すると中学が別のところになり疎遠になった。

しかしその後

「あれ?頼光ちゃん?」

「せ、先輩をちゃん付けはやめなさい!」

高校で再び出会ったのだった。

その頃には頼光もおとなしくなり、丑御前の話は過去のものとなっていた。

しかしそのあと付き合うことになって少し経った時に...

「あの、...私はまだ悪い子です。だから......お仕置きが、...欲しい、で...ス...♡」

「へっ...?.........うん...いいよ...♡」

お尻を叩かれた感触を3年以上経っても彼女は忘れることができなかった。

痛いと同時に込み上げてきていたもの、小学生の頃には気づかなかったものが性を意識するようになり、分かってしまった。

頼光はドMだった。

そこからこの付き合いがずっと続いている。

立香はそういうものに理解はある方だ、しかしその理解しようとする優しさをあえて捨てる。

頼光のこの変態性を唾棄すべきものだと蔑み冷たく暗い目で頼光を見下す。

「ほんっとに...変態だよ、ねっ!」

パァンっ♡

「アアッッ♡すみませっ♡」

「甘えた声出さないの!この変態♡」

パァンッ♡

「アッ♡すみません♡すみません♡」

「教師失格だね♡このド変態がっ!」

パァンッ♡

「ギッ♡は♡ぁい♡私は♡教師失格の豚ですっ♡」

パァンッ♡

パァンッ♡

パァンッ♡

何回も何回も叩き続ける。

その度に頼光の大きい尻は赤くなり、喘ぐ。

「はぁ...手が赤く腫れてきちゃった。ほら豚さん♡」

「はい♡私のせいでこんなになってしまって申し訳ございません♡」

ぺろ♡ぺろ♡と赤く腫れた手を愛おしそうに舐める頼光。

日があるうちは教師と生徒日が落ちれば奴隷と主人

この歪な関係をこのまま永遠に続けたいと思う立香と頼光だった。


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