おほー
ウタ「ここにシャンクス…んでルフィはこっち…」
部屋の模様替え、というよりぬいぐるみの配置を変えているだけだが
シャンクスぬいぐるみも、ルフィのぬいぐるみも、ボクの中だと屈指の出来だ
でもボクは作って満足する人間ではない、そもそもぬいぐるみを作った理由があるのだ
シャンクスは完全に作りたいから作った物なのだが、ルフィは本物ルフィとの接し方のシュミレーションや、抱きしめて寝るのに使う
ボクがルフィを抱きしめて寝ている時、起こしに来るルフィの対応が素っ気ないのは多分嫉妬だろう
嫉妬しなくてもいいのにな、いつかルフィはボクのモノになるんだから
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ルフィ「な、なァウタ、おれのぬいぐるみ作るのはいいんだけどよ、それ抱いて寝るのは止めてもらっていいか…?」
ほら嫉妬だ
か~わい~い!
そんなに待ちきれないのなら、この場でルフィをボクの、ボクだけのモノにしてあげてもいいんだけどな~
ウタ「じゃ、ルフィが代わりに抱かれる?」
ルフィ「え、遠慮しときます…///」
ルフィは恥ずかしがり屋だからな!ボクに心を開くまで待ってるよ!永遠に♡
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ルフィ視点
ルフィ「な、なァウタ、おれのぬいぐるみ作るのはいいんだけどよ、それ抱いて寝るのは止めてもらっていいか…?」
若者の性欲なめるな、こっちは今すぐにでも抱かれるんじゃなく抱きたい気分だっての
ウタ「じゃ、ルフィが代わりに抱かれる?」
勘弁してくれ、あんなに密着したら1発でおれの理性KOだ
ルフィ「遠慮しておきます…」
ちゃんと誤魔化さずに断らないと夜ベッドに潜り込まれて朝までおれの理性耐久チキンレースが始まることになる、気をつけろ
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ウタ「ルフィ、ここはデートとシャレこもうじゃないか」
ウタ「ルフィ、ボクだけの王子様になっておくれ」
ウタ「愛してるよ、ルフィ」
うーん、どれもしっくり来ないな…そもそもボクの素はこんな口調じゃない訳だし、やっぱり普通に誘った方がいいかな?
まぁそれは明日考えるとして、今日は寝よう
ちょうどうとうとしてきた頃だ
ウタ「おやすみ…ルフィ…」ルフィヌイグルミギュー
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ルフィ視点
寝巻きとはいえ、あんまり足を出すのはやめて欲しいものだ
今日もウタは起きてこない、いっつも夜遅くまで何をしているんだ?
ルフィ「ウター」ガチャ
まだ寝てるし…
ルフィ「起きr…」ピシッ
はぁ~…はいはいそういうのね…
おれのぬいぐるみを抱きかかえて足を丸めて寝ている
最近よくあるパターンだが、正直おれにぶっ刺さりだ
ルフィ「起きろ~…飯冷えるぞ~」
ウタ「ん…んぅ…?」
ウタ「ん…ぅう…」ポヤー
かわいい(思考停止)
流石はおれの自慢の娘だ(?)
あ~…娘じゃねェな~…ま、どうでもいいか(思考放棄)
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別の日
うへへへへ…もう我慢できない…!
強引にでもルフィをボクだけのモノにしてやる!チョーキョーだ!ゴホービだ!
[ルフィの部屋]ガチャ‐
とはいったものの、ボクはその辺の界隈に疎い
なんだろ、配信のコメントに〇○〇〇とか、〇○〇とか出てきて周囲の反応から下の言葉だってのは伝わるんだが、具体的なことは何も…
ウタ様の胸じゃ〇〇〇〇できないとか言われたこともあるな…ボクはそれが何かは知らないが、馬鹿にされてることは伝わるぞ
ルフィ「スゥー…スゥー…」
ウタ「……」ムラッ
ど、どうすれば!ボ、ボクは何をしたらいいんだ!
このなんとなく喉につまる気持ち!モヤッとするような感じ!
喉元が気持ち悪い!
ウタ「……んんっ…」ブルルッ
んー!くそっ!こうなったらヤケだ!
ウタ「んっ!コンニャロ!!」ギュー
ルフィ「……!ッ」ピシッ
ルフィ「………」💦
ん!んー!フン!これでルフィはボクのモノだ!思い知ったか!
一生離さないぞ!離れたらオシオキだ!
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ルフィ「………ア…アガ…」チヘド
あー、シーツがお亡くなりに…
ってウタコノヤロー!なにがすーすーだよ!気持ち良さそうに寝息立てて寝てんじゃねーぞ!このアホ!アホの子!おバカ!
ウタ「えへへ…るふぃ〜…」
ルフィ~、じゃないが
何!?なんなんだよ!?お前は永遠にかわいくなる呪いでも掛けられたのか!?お祓いでもするか!?………いや、よそう…
つーか血の勢いがすげェし止まんねェ…止血とかした方がいいのk
ルフィ「………アッ……」チーン
しー・・・ん
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おほーここが死後の世界ですか、大したものですね
閻魔ゾロ「あ?誰だコイツ…え?たった今死んだ?へぇ…早く散歩に行きてェから、手早く済ませるか…」
「アホか!お前が散歩行ったら、下界に迷い込む事だってあるんだぞ!見つけるこっちの気持ちにもなれ!!」
閻魔ゾロ「ウルセェ!…ほ~ん…まァ若いし、別になんか悪いことした訳でもねェし、死因が可哀想だし生き返りでもいいんじゃねェか?」
おい可哀想ってなんだ、尊死だぞ、寧ろ1番幸せな死に方じゃねェかよ
「恋愛感情を向けてる幼なじみに抱きつかれて血反吐…そのまま放置してたから死亡って…www」
ルフィ「毎日無自覚ヤローに色々やられてる身にもなれ…」
しかもウタを襲うわけにもいかねェし
本当に、生き返るにしても死ぬにしても少し休ませてくれ
ゾロ「よし、帰れ!」
ふぉー、気遣いとかないんですねー
ゾロ「ん?帰り方分かんねェのか?道案内でもしてやろうか?」
「お前は行かなくてよろしい!!ほれこっちだ!」
ルフィ「ほー」
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ルフィ「…………」しー・・・ん
ルフィ「…ァ…アァ……」ドクン ドクン ドクン ドクン
貧血を感じる
当たり前だが血が足りねェ…
こ、ここは…どこだ…?
暗い…後花もある?いい匂いだ
ルフィ「うがあああああ!!!」バコン!!
「「「……………ッ!?」」」ビックリ
ルフィ「あっ」フラッ…ドサッ
ロー「む ぎ わ ら やァ!!!!」