「おっぱいってあんまり気持ちよくなれない気がする」と医者のキャプテンに相談した結果

「おっぱいってあんまり気持ちよくなれない気がする」と医者のキャプテンに相談した結果


※ロー×シャチ♀ R-15くらい?


背後から無骨な手がアンダーバストに差し込まれ、シャチは思わず生唾を飲んだ。

「乳房で性的快楽を得やすい箇所として挙げられやすいのは乳首だが」

低い声がすぐ耳元で聞こえてきて、背筋がくすぐったくなるような感覚を覚えた。

ローの指先は膨らんだ乳房の付け根の辺りをそっとなぞる。その微かな刺激だけでシャチの華奢な肩は大袈裟なくらい跳ねた。

「他にもより快楽を得られる箇所にスペンス乳腺というものがある」

触れるか触れないかのフェザータッチを繰り返し、指先が横乳の辺りへと移動していく。

「そもそも、乳房ってのは殆ど脂肪で構成されてるからな。刺激を与えても快楽を得にくいのは当然だ。だが──」

「ぅ、…………っ」

事務的な説明口調の中もどかしいような刺激が続き、脚を擦り合わせてしまう。

「今触れているここ……脇と胸の間の辺りは脂肪が少ない。所謂大胸筋に相当する部分だ」

「あっ!」

焦らすような動きをしていた指先が今度はしっかりと埋められ、シャチの口からは高い声が洩れた。

先程まで軽く触れていた箇所を親指で刺激しながら、掌で包んで尚有り余る豊満な乳房を揉みしだく。刺青の刻まれた手の中で柔らかな膨らみがむにゅむにゅと形を変え、その度に確かな弾力を持って押し返した。

尾てい骨がゾクゾクする。自身で触っていた時とは比べ物にならない快楽の波に、脳が茹だっていくような錯覚さえした。

「知っているとは思うが、筋肉には神経が通っている。加えて脇の周辺にはリンパ管や神経が多数集まっていて……」

「あ……♡ キャ、キャプテン……っ!」

「シャチ。腕は後ろだ」

「……アイアイ……キャプテン……♡」

思わず上げようとした腕はぴしゃりと咎められたことで後ろ手に戻る。戒めるものは何もないのに拘束されているかのようだった。

事務的な説明と乳房への刺激が再開される。だが最早説明は殆ど頭に入ってはこず、耳から耳へと通り抜けていた。

男の時とは違う下腹部がジクジクと疼く感覚。熱い吐息を吐きながら、シャチは湿る内腿を擦り合わせた。

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