うるフィ 本編時空

うるフィ 本編時空


《回想》

うるティ『くらえ!ウル頭銃!!!』

ルフィ『ふんっ!!!』

うるティ『んぎぎぎぎき...!!!』

ルフィ『んががががが...!!!』


ズリッ...


ルフィ(うわっ、しまった、滑った...!)

うるティ(うえっ...!おい、なんでいきなりバランスが...)


足元にこぼれていた油に足を取られてルフィは後ろに滑り、それに覆いかぶさるようにうるティが倒れ込んで...


『『ちゅ...』』


ルフィ・うるティ『『!!!!!』』


そのまま布越しに口付けをしてしまったふたり、あまりのことに驚きが勝りすぎて動けないまま数秒が過ぎてから...互いに互いを突き飛ばした。その後は...ルフィはヤマトと出会い、うるティも別なところに行くことになった。


うるティ「と、言うわけで...モンキー・D・ルフィ!責任を取るでありんす!」

ルフィ「はあ〜〜〜!?なんでだよ!おめえが勝手に倒れ込んできたからだろうが!」

うるティ「だってだって、あのときおまえがいきなり滑るなんて思わなかったでありんす!」


カイドウ及びビッグ・マムの一件から数日経って、ページワンを連れたうるティが町へと現れた。たまたまそこに居合わせた麦わらの一味に対してうるティは土下座して...


うるティ「わたしのことはどうなっても良いでありんすから、ぺーたんを弟のぺーたんを助けて欲しいでありんす!」


その必死さと...お玉が許したこともあって、ふたりは海楼石の錠をはめることを条件に治療を受けた。そのまま一件が終わるかと思った矢先...この口付けについての話が出てきたのである。 


ナミ「ちょっと、あんたねぇ...事故だったし、布越しなんでしょ?それなら大したこと...」

うるティ「なら、やってみるでありんすよ!ほら、この布越しに麦わらとキスしてみるでありんす!」

ナミ「はぁ!?何でわたしがそんなことしないといけないの!?おことわりよ!」

うるティ「ほら見ろ!やっぱり恥ずかしいって思うでありんすよね?やったこともないのに口出しするなんてちょこざいでありんす!」

ナミ「ああん!?分かったわよ!やれば良いんでしょ?や・れ・ば!!!」

ルフィ「お、おい...おれの意見は...」

ナミ・うるティ「「うるさい!!」でありんす!!」


そうして布越しにルフィにキスしようとしたナミだが...状況のおかしさと恥ずかしさに気付いて真っ赤になり、ついルフィを突き飛ばしてしまう。


ナミ「ハァ...ハァ...ねえ、うるティ...」

うるティ「なんでありんすか?」

ナミ「ごめん、あんたが正しいわ、ルフィ、何か責任とってあげなさいね、それじゃ!」


こう言って部屋にふたりきりになるルフィとうるティであった...


ルフィ「あ....えと...ごめん...なさい?」

うるティ「いや...ん...別に謝って欲しいわけではないでありんす...」


ふたりきりになった途端しおらしくなるうるティ...心なしか顔も赤くなっているようで...


うるティ「麦わら...おまえはぺーたんのこと助けてくれたし、そこは感謝してるでありんす」

ルフィ「...あれはチョッパーが...」

うるティ「それでも船長命令がないとだから..やっぱりお前が助けてくれたってことになるでありんすよ」

ルフィ「....」

うるティ「カイドウ様の件も...カイドウ様はああなることを望んでいたように思うから...あんまり恨みとかはないでありんす、負けたのは悔しいけれど、それは私が弱かったからでありんすから、それも...気にならないでありんす」

ルフィ「そう...か...」

うるティ「でも、ちゅーは別でありんす!初めては好きなひとが良かったのに!あんな形で...悔しいでありんす...」


そう言うとポロポロと涙を流し始めるうるティ...その様子をおろおろとしながら見て...ルフィは座っているうるティの目の前に膝をついて同じ目線になり、そばにあったタオルを差し出した


うるティ「うう...ありがとうでありんす..,」

ルフィ「おめぇがそんなに傷付いてるなんて知らなかった...わりい...」

うるティ「ぐすっ...ぐすっ...なら...お願いがあるでありんす...」

ルフィ「何だ?言ってみろ、やれることなら何でもやってやる」

うるティ「なら、麦わら...」


そう言うと深呼吸して、うるティはこう言った


うるティ「わたしと...ちゃんとキスして欲しいでありんす」


暫し沈黙が続いて、先に口を開いたのはルフィであった。


ルフィ「え...でも、おめぇ、初めては好きなひととが良いって...」

うるティ「だから...そういうことでありんす...」

ルフィ「...でも、それって...」

うるティ「敵と事故でキスしたんじゃなくて..好きなひととキスした思い出で...上書きしたいのでありんす...」

ルフィ「んんん?ん〜....?わかった、責任...ってやつだもんな、えと、どうすれば..」


そう言うとうるティはマスクを外して顔を晒した...


ルフィ「....!」

うるティ「あ、あんまりじろじろ見ないで欲しいでありんす...あ、それともタイプじゃないとか!?うう、それなら無理強いは..」

ルフィ「いや、何だ、きれいな顔じゃねえか」(てっきりカタクリみたいのかと...)

うるティ「そ、そうでありんすか...えへへへへ...でありんす」


照れた様子のうるティを見て、ルフィも少し心にざわっと来るような来ないような感じになる。


ルフィ「じゃ、じゃあ...」

うるティ「は、はひ...」


互いの頬に手を当てて背中に手を回しながら目をつぶって顔を近付けて....


「「ちう...」」


今度は...布越しでなく互いの軟らかい感触を感じながら口付けをした..今回は前回よりも何倍も長い時間...

唇が離れると、互いに顔が紅潮しているのを見て、感じた。


うるティ「ありがとうでありんす、ル、ルフィ...///」

ルフィ「ああ...う、うるティ...何か...ドキドキするな...」

うるティ「へへへへ...///」

ルフィ「....なぁ、うるティ...」

うるティ「何で...ありんすか?」

ルフィ「もう一回...しちゃだめか...?」

うるティ「!!!〜〜///良いで...ありんすよ..♡」


この晩、ルフィとうるティはキスしたり抱きしめ合ったりしてじゃれ付きながら一晩をすごすことになった...。

唇が離れると、互いに顔が紅潮しているのを見て、感じた。


うるティ「ありがとうでありんす、ル、ルフィ...///」

ルフィ「ああ...う、うるティ...何か...ドキドキするな...」

うるティ「へへへへ...///」

ルフィ「....なぁ、うるティ...」

うるティ「何で...ありんすか?」

ルフィ「もう一回...しちゃだめか...?」

うるティ「!!!〜〜///良いで...ありんすよ..♡」


この晩、ルフィとうるティはキスしたり抱きしめ合ったりしてじゃれ付きながら一晩をすごすことになった...。

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