うるティちゃん×モブ君

うるティちゃん×モブ君

うるティ大好き

「おい〇〇!いるか!?」


ノックもせずにおれの部屋を蹴り開けたのは幹部のうるティ様。ああ、そういえば確か今日は遠征帰りだったっけ。

じゃあ用件はいつものアレだろう


「もう分かってんだろ?"いつもの"だよ。良いから付き合え」


そう言いながらドンと乱暴にベッドに突き飛ばされる。有無を言わさないというかそもそもおれの意思は聞く気がないのか、とにかくこうなってしまってはもうどうしようもない。

うるティ様は戦闘終わりの高揚からか、いつものありんす言葉も使っていない。早く済ませたいとばかりに乱暴に服を脱ぎ捨てながらおれに跨る。


ああ、この目だ。

おれはこの目が好きなんだ。


けどうるティ様は別におれの事が好きな訳じゃない。手頃で口が堅い男だから利用されてるだけ。そんなのよく分かってる。


あんまりこういうの良くないですよ。


一応そう言ってはみるものの、強引とは言えあんな美人の"お相手"が出来るのは正直嬉しい。おまけに相手はおれが密かに憧れてたうるティ様だしな。


「そんな事言ってっけどこんなにガチガチにしてんじゃねーか…お前も期待してるんだろ?」


そう吐き捨てながらおれのを握る彼女はまるで「待て」から解放された獣…いや恐竜の様に快感を貪り始めた。

こうなってしまえばもう配慮もなにもない、為されるがままのおれは丁度いい相手として"使われる"だけだ。


おれのを締め付ける感触からして既に何度かイっている様だ。それで興奮が更に高まったらしい彼女はおれを殴ったり引っ掻いたりする。血を見ると余計に興奮するのか恍惚の表情を浮かべておれを見下して爪を突き刺す。もちろんめちゃくちゃ痛いが止めようがない。

強者故に持て余した戦闘欲求を別の欲求で満たす。強者故に満足出来ない破壊衝動をおれで発散する。

…彼女の悪いクセ。ただの火遊び。


「ボーッとしてないでこっちも触れよ、気が利かねェな」


うるティ様は荒い息をしながらキッと睨み付けておれの手を豊満な胸へ押し付ける。

彼女の機嫌を損ねない様にこちらも荒々しく刺激を与えて奉仕しなくてはならない。


「っあ…そろそろ…っク…」


終わりが近付くと彼女はマスクを投げ捨てておれの首筋へ噛み付く。まるで獲物にトドメを刺すようなコレは彼女なりの"終わりのサイン"だって最近理解出来た。

それを合図に更に激しく腰を上下させ、程なく彼女は小さな嬌声を上げながら大きく体を震わせて力なくおれに倒れ込む。キツく締め付けられたおれ自身がどくどくと脈打ち、搾られた事を実感する。



しばらく休んだ後、面倒そうにさっさと服を着て出て行こうとするうるティ様を見てると少し寂しくなる。

彼女がそうする理由は分かってる。おれは別にうるティ様の恋人じゃないからだ。


「…この事は誰にも言うなでありんす」


分かってますよといつもの様に答えると満足気なうるティ様は一度も振り返る事なく帰っていった。


終わり

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