いい加減書いてみた

いい加減書いてみた


年相応なアプー(9)となんか達観してるホーキンス(9)

アプー(9)は育児ノイローゼになってる

エース(0)は絶対泣き声でかい

アプーとホーキンスのコルボ山でのまともな初絡みはこんな感じじゃなかろうかと妄想

AIのべりすとでAIと殴り合いながら頑張ってみました



赤ん坊の泣き声と歌が聞こえた。

元気すぎる泣き声と、少ししゃくりあげる音が混じった子守歌。

このところよく耳にするその歌はもっと明るいボーイソプラノが響かせていたはずだというのに、ひどく静かで暗いそれにゆっくりと目を開けた。

窓の外は暗く、朝はまだ遠い時間なのだろうとホーキンスは察した。

だというのに外から聞こえる子守歌にホーキンスは起き上がり窓をのぞくと、アプーが長い腕で囲うようにエースを抱きかかえ庭を歩いている。

なぜ外にいるのかと思ったが、エースはとても元気よく大きな声で泣くので周りを気にして外に出たのだろう。

いつもエースの相手をしているアプーは最初ここへ来たときはは整えていた髪を無造作におろしたままで、夜もよく眠れていないのか目の周りにクマをこさえている。

当然だろう、自分の安全な場所を確保するために買って出たとはいえアプーもホーキンスと同じ9歳だ。だというのにほぼ一人で赤ん坊の相手をしているのだから。

自分だって眠いだろうに泣き止まないエースを抱きかかえ、自分の辛さをこらえられず泣きながらひたすら子守歌を歌うアプーの表情に生気はない。

泣いた赤ん坊を抱いてひたすら歌い歩くその姿は幽鬼のそれに近いほどだ。

ー……このまま放っておいたらあいつは壊れるんだろうなー

占うまでもなくわかる。そう思いながらホーキンスはため息を一つつく。

そして明日も早いのがわかっているのに薄い布団から出ると、誘われるように森へ向かうアプーを追いかけて外へ向かった。


かすれた歌声をたどってゆっくりと追いかけると自分より少しだけ上背のある後姿を見つけた。

「おい」

エースが泣き止むまでひたすら歩き続けるつもりだろうアプーに声をかけると、立ち止まって振り返ったアプーにホーキンスは歩み寄った。

静かな森に赤ん坊の泣き声と、それに混ざる小さなしゃくりあげる声と、草を踏む音が響く。

近くで見るとアプーは最初のころのやかましさは見る影もなく、涙で濡れた悲痛で弱弱しい本当にひどい顔をしていた。

「夜泣きか?」

「ぐずっ……ん……エースずっとないてて……ずっとうたってんのになきやまねぇし……ずびっ……ねてくんなくて……けほ」

泣きながら眉を下げホーキンスの質問に少しかすれた声で答えるアプーの腕に抱かれているエースはまだ泣き止まない。

エースを抱きながら歩き続けていたのだろう、エースのおくるみやアプーの服の袖には涙の跡が残っている。

「ねかしつけようとしてもないて、あばれて……おしゃぶりもミルクもだめで、ずっと泣きっぱなしで……けどうたうとちょっとおちつくから……」

そう言ってボロボロと涙を流すアプーにホーキンスは困ったように空を見た。

ホーキンスは赤ん坊の相手をしたことがないのでなんのアドバイスもできず、さらには泣いている相手に気の利いた言葉一つも思いつかない。逃げるように見上げた夜空は月が明るく静かにたたずんでいる。

そんなホーキンスを少し見た後アプーはキュッと口を真一文字に結んでまた歩き出そうとするが、ホーキンスはその手を掴み引き止めた。

「どこ行くんだ」

「おめぇがおきたんならダダンたちもおきちまう……もっととおくにいかねぇと……」

ふらふらとまた歩き出そうとするアプーだが、ホーキンスはそれを許さず腕を掴んだままため息をついた。

「抱っこの仕方を教えろ」

「は?」

ホーキンスの言葉にアプーは目をぱちくりとさせた。

「いいから教えろ。エースを渡せ」

そう言って手を差し出すホーキンスにアプーは少し迷った後、エースを差し出して抱っこの仕方を教える。

抱っこの仕方を知らないホーキンスは苦戦しながらもなんとか泣きわめくエースを腕に抱えた。

「よし」

相変わらずエースは泣き止まないがホーキンスはアプーの手首をつかみ歩きだす。

「ちょっ……?」

「帰るぞ」

「でもまだエース泣いて……」

「おまえが泣くからエースも泣くんだ」

「でも……エースないてたらみんなおきちまうよ?」

不安そうなアプーの手を引いて泣き止まないエースを抱いたままホーキンスは歩く。

「いいから帰るぞ。おまえだって眠いだろ」

「……ん」

眠いのは事実なのかホーキンスの言葉にようやく頷いたアプーを連れて、アジトへの道をゆっくりと歩く。

アプーのすすり泣きが落ち着くと腕の中のエースの泣き声もぐずる程度まで落ち着いて、ホーキンスはわかりやすいなとため息をついた。

そしてアジトに戻るとアプーを布団に押し込んだ。

「寝ろ」

「え?」

「エースはおれが見てるから、今日は寝ろ」

「でも……」

「おまえがふらふらのくせしてエースの世話ばっかりしてるからこうなったんだ。だから寝ろ。エースの世話するんだろ」

「……」

ホーキンスの言葉にアプーは何か言いたげに口をパクパクさせた後俯いてしまったが、毛布の温かさに耐えきれなかったのかうとうとと船をこぎ出したかと思うとストンと眠りに落ちた。

その頃にはエースも眠くなったのかホーキンスの腕の中でうつらうつらと頭を動かし始める。

「……本当にわかりやすいなおまえは」

一番世話を焼いてくれる相手の不安に同調してしまったのだろう赤ん坊にため息をついて抱えなおした。

「あうー……」

エースは眠そうにぐずりながらまだホーキンスの服を握ったままだが、慣れないなりに優しくゆするとうつらうつらと眠りに落ちていく。とおに泣きつかれていたのだろう。アプーの隣に寝かせても起きる気配もない。

「ったく……手のかかるやつらだ」

そういってホーキンスはまたため息をついた。




元々みんなでエースの面倒見てたけど安地確保したいアプーが買って出て、アプーが疲れてるから代わろうとするとアプーが不安で情緒不安定になるからどうすっべかってなってた下手に無責任なこと言えないダダンたち

翌日ホーキンスが訴えたのもあって「まずは自分の面倒自分で見なッ!」って感じで専任育児から引きはがして元気なクソガキに戻るまでメンケアするよ

アプーは子供でも強かだと思ってるから多分めっちゃ寝てめっちゃご飯食べたらかなり回復するし思考力戻るし多分1か月くらいでめちゃくそ元気になるしコルボ山に適応するよ

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