ある男の教え子

ある男の教え子



捏造設定

エミュ&性描写下手

急展開


が含まれます


それでもよければどうぞ











あの戦いからしばらく経った。

今私は窮地に陥っている。


「(流石に数が多いがそれはどうとでもなる……けど戦えば人質になった市民が…!)」


あの戦いを経て賞金首となった私は一人、新世界のとある島に滞在させてもらっている。

賞金首の私をこの島の人々は優しく迎えてくれた。その恩に報いるためにもこの島の用心棒兼酒場の雇われとして暮らしていた。


そんなある日、この島が海賊に襲われ、島にいる人間が何人も捕らえられてしまった。

海賊の要求を飲むか人質を犠牲に海賊の首をとるかの選択を迫られていた。


「懸賞金2億3000万……こいつを倒すか仲間にすればおれたちの名が上がるな…!それになかなかいい女だ」


「チッ……!」


下卑た視線を向ける海賊を睨みつける。だが動くことはできない。

その武器は市民に向けられている。下手な動きをしたら即座に傷付けるだろう。


「お前がおれたちのモノになるならこいつらは解放してやってもいいぞ?どうだ?」


当然嘘だろう。私がそちらに向かった時点でこいつらは市民を殺すだろう。

けど……他に選択肢はない。


海賊の元に歩みを進めようとしたその時、圧倒的な覇気が放たれた。

その覇気は海賊のみを気絶させ街の人々を解放させていった。


振り向き、その覇気の発生源に目を向けると見覚えのある男が立っていた。


「…………麦わら?」


ーーーーー


数十分後……


私は麦わらに料理を提供していた。


「これもおかわり!!」


「くっ…!一体どれだけ食べるつもりなの…!」


ぜひお礼をとの街の人々の声を受け、麦わらは私の働く酒場に来ていた。

初めは渋っていたが料理を提供するという話が出ると目を輝かせそれに食いついてきた。

一度船に戻り、他の仲間たちを降ろした後に猛スピードで酒場に入り食事をおこなっているのが現状だ。


『アインちゃん……おれはもう無理だ……』


『ごめんね……あたしもだよ……』


『え!?おじさん!?おばさん!?』


初めは店主とその妻が料理をしていたのだがあまりにも食べるペースが早く倒れてしまった。

その結果私が料理がすることとなった。


「負けない…!私を舐めるな!」


何故だか対抗心が出てしまい競い合うように料理を始めた。

その間は海軍時代やNEO海軍時代を思い出して少しだけ懐かしかった。


ーーーーー


「ぶへー!!食った食った!」


「……食べ過ぎよ……1週間分の食料を食い尽くすなんて…」


満足気に椅子にもたれかかる麦わらにお茶を渡しながら苦言を呈する。


「なははは!わりィ!ずっとメシ抜きだったから我慢できなかったんだ!」


「メシ抜き…?」


「色々シちまってよ、サンジにもナミにもロビンにも怒られちまったんだ!」


「……あまり情けないことはしないでほしいわ。………ゼット先生に認められたんだから」


「……大丈夫だ、おれの夢は忘れてなんかいねェ。忘れたりしたらあのおっさんにぶん殴られちまう」


私の発言からちょっとしんみりした空気になってしまった。

それを変えるように明るい口調で麦わらが話しかけてくる。


「そういやよ!おっちゃんとおばちゃんはどうしたんだ?メシ作っててくれたんだろ?」


「おじさんたちは倒れちゃったわよ。あなたが食べまくるせいでね」


「……ん?じゃあ俺のメシは誰が作っててくれたんだ?」


「私よ」


「…………ヘェ」


「何か文句でもあったかしら?」


「ねェ!美味かった!!」


「ふふっ…それなら良かったわ」


敵だったとはいえ自分の料理を褒められて悪い気はしない。思わず笑みがこぼれてしまう。

とはいえ───


「さ、食べ終わったなら早く仲間のところに戻りなさい。あなたとは敵同士だったのだから」


「うーん……」


帰ることを促すとなぜかルフィは渋り始めた。

アインが不思議に思っているとルフィが口を開く。


「今日は戻るけどよ、また来てもいいか?」


「……別に構わないわ。でも次からは普通のお客としてになるからお金が必要よ?」


「大丈夫だ!じゃあまた来るなー!」


そう言い残しルフィは船へと戻っていった。

残ったのはアインと……大量の皿。


「…………ちょっとまずいかもしれないわね」


あの食欲を思い出し、若干の後悔と共に片付けを始めるのであった。


ーーーーー


それからも麦わらは私がお世話になっている酒場に来た。ログが溜まるまではこの島に滞在するらしい。

最初の時とは違い、比較的少ない量で満足するようになってくれた。どうやらあの日は本当にお腹が空いていたみたいだ。


麦わらはなぜか私の作る料理を好んで食べてくれている。

店主には到底敵わない腕のはずだが笑顔でどんな料理でも食べてくれる。そして僅か数日しか関わっていないにも関わらず、そんな麦わらの姿が嬉しいと思っている自分がいることに気づいた。


日が経つにつれて彼との会話が増えていく。

太陽のような笑顔を持つ彼に心が惹かれていく。


自分でもあまりにもチョロすぎるとは思う。

それでも自覚したのなら止められない。


止められないのに彼との別れの時はもうすぐそこまで来ている。

仕事を終えて、いつものように話をしているとログがもうすぐ溜まるという話をされた。

それが溜まり次第、彼とその仲間たちはこの島を出港するようだ。


そんな話を聞いて私は強い寂寥感と焦燥感を覚えた。

ゼット先生が亡くなった時に覚えた寂しさはこの島で暮らすようになってからは徐々に癒されてきていた。けれどもそれに匹敵しそうなほどの寂しさを覚えてしまった。


そんな寂寥感と彼がいなくなってしまうという焦燥感と少しのお酒が入った私は────


「……麦わら……少し私の部屋で二人きりで話をしたいのだけど……」


彼を私の部屋へと誘っていた。


ーーーーー


彼と二人、ベッドに横並びで座っていた。

勢いでここに誘ったものの話すことが何も思いつかない。


「………ごめんなさい、せっかくここに来てもらったのにずっと黙ってて……」


「気にすんな!ゆっくりでいいぞ?」


私を気遣うような優しい声が胸の中を掻き乱す。

だがそれと同時に少しだけ冷静になれる。


「……もうすぐこの島を発つのよね…」


「おう」


その返事だけで胸が痛くなる。

お酒の影響もあるだろうが私は本当におかしくなってしまったようだ。


「……一つ聞いていいかしら」


「ん?なんだ?」


「…………もしも……私があなたに惚れたと言ったら……どう思うかしら」


顔が熱くなる。俯いたまま何も言えなくなる。

麦わらがどんな顔をしているのかすらわからない。そして何も言わないからどんな反応をしているのか一切が謎だ。


「“アイン”」


「………なにかし……ん!?」


初めて名前を呼ばれたことに少し驚きつつ、顔を上げると目の前に麦わらの顔があった。

そしてそのままファーストキスを奪われる。


「ふ……ん……にゃ……んぁ……はっ……」


「……大丈夫か?」


様々な角度から私の唇を弄ばれる。

初めてのキスにしては激しすぎるキスが終わり、麦わらが私を気遣うような言葉を紡ぐ。


「なにするの…!いきなり……」


「さっきの返事だ!おれも嬉しかったからついしちまった!」


「……そ、そう……それでもいきなりは…ん…」


再びキスをされる。また様々な角度から私を責めてくる。

やがてナニカが私の口をこじ開け入ってくる。


「んんん!?」


麦わらの舌だ。ソレは私の舌に絡みつき、どんどん私の口内を蹂躙していく。


(気持ちいい…♡……なに………これ♡)


こんなことを一度もしたことがないアインには蕩けるほどの快楽が叩き込まれていた。

男が見れば誰でも欲情しそうなほど今のアインは扇情的な表情をしていた。

その原因となったルフィも当然、目の前のアインの動きや感情から外見は冷静だが欲望は興奮を隠しきれていなかった。


「…は……このままするぞ?いいか?」


「え…?……あ……」


長いキスが終わり、ルフィがアインの服に手を掛ける。

ボタンをあっという間に外し、その下に隠された下着も外す。


誰にも触れられたことのない白い肌とそこによく映える桜色の突起がルフィの目に映る。

顔を赤く染め、隠そうとするアインだったが興奮を抑えきれないルフィによってベッドに押し倒され、ソレを吸われる。


「ひゃ…あっ……や……」


片方の先端は吸われ、もう片方は指でコリコリと刺激され、未知の快感がアインを襲う。

絶え間なく快感を与えられ最後にルフィに甘噛みされ───


「あっ!ダメ!やっ!………っ!!?!?」


身体を痙攣させ、人生初めての絶頂に至った。

そんな中履いていた下着がすごく濡れていることを朧げな意識の中でアインは感じた。

不思議に思ったがその感触がいきなりなくなり、股の付近がスースーするのに気づいた。


「な、にを……」


「ワリィ…もう限界だ」


アインの愛液によって程よく解れた秘部にナニカが擦り付けられている。

ソレを見て思わず息を呑む。


「まって…!いきなりそれは…!」


「……ダメか?」


先ほどの様子とは打って変わってしおらしい表情を見せる。

思わずそれに流されそうになるがなんとか堪える。


「じゅんじょってものがあるでしょう…!いくらなんでもいきなりそれは───」


「ダメか…?アイン……」


理性の天秤がそっちの方に傾き始める。

アインは考える。


(よく考えれば私の行動からこんなになってしまったのよね……期待させるだけさせてお預けは流石に可哀想…………かしら……)


「なあ……」


(それに……もういなくなってしまう……なら…………)


「……いいわ……しましょう……」


「いいのか!?」


「喜びすぎよ……あなたは経験したことがあるのかもしれないけど……私は初めてなの……だから……その………」


ルフィの顔にアインが手を伸ばす。

そのまま引き寄せ、初めて自分からキスをする。


「…………優しくしてほしい……“ルフィ”……」


ルフィの目が一気に変わる。

先ほどまでの同情を誘うような子犬のような目ではなく、獲物を狙う獣の目に変貌する。


ゆっくりとソレが入り口にあてがわられる。

そして一気にアインの処女を奪った。


ーーーーー


アインを初めに襲ってきたのは身を引き裂くような激痛。

次にあり得ないほどの異物感だった。


「いっ…!!……ああ!」


痛みと異物感に苦しんでいる間もルフィは腰を進め続ける。

未熟な膣がルフィの形へと変えられるのを嫌でも感じる。


「少し我慢してくれ……あと力抜いた方が楽だぞ……ふっ…!」


「あぐ…!……いた、い……」


シーツを強く握り締めてしまう。力を抜けと言われたがこの痛みの中で力を抜くことなんてできっこない。

強くルフィのソレを締め付けながら、やがて最奥に当たるのを感じる。


「ふ……!……全部入ったぞ……大丈夫か…?」


「……だいじょうぶに……みえる…?」


片目のみを開き睨むようにルフィを見る。

その姿もまたルフィの劣情を刺激するが今は耐える。


「一気にした方が痛くねェんだ……けど最後の方は我慢できなかった……悪ィ……」


「……キスしてほしい……お願い……」


アインからキスをねだり、ルフィはそれに応える。

三度目のキスは相手の身体を慮る気持ちが伝わってくる優しいキスだった。


しばらくそんなキスを続けていると少しずつ痛みや異物感が引き、少しずつ快楽を感じるようになってきた。


「……動いていいわ……もう大丈夫」


「………わかった」


ゆっくりとルフィが動き出す。

中で擦れるたびにアインに少し痛みが走るがそれをかき消すほどの快感や幸福感がアインを包む。


「あ……きもち、いい……あっ!」


アインのその言葉にたまらず強く腰を打ち付けるルフィ。

そこから徐々に動きが激しくなっていく。


「ごめ、もう無理だ…!」


「ひゃっ!あっ、あっ、あっ!」


ここまで散々我慢をしてきた欲の全てをぶつけられるアイン。

痛みで歪むのではなく快楽から顔を蕩けさせるアインを見てさらにルフィの劣情が刺激される。

叩きつけるのをやめ、自分の欲望をアインの最奥にぐりぐりと押し込む。


「な、あはっ…!それ、だめ……へんに…!」


「変になっていいぞ…?気持ちいいんだろ?」


顔を耳元に近づけアインに囁く。

そのまま耳に軽く息を吹きかける。それだけでアインは身体を跳ねさせ、膣内できつくルフィの欲望を締め付ける。


「きっちいな……ふっ…!」


「ああ゛、まっへ…!一気にいれあっ!」


他の人が見れば間違いなく強姦と思われるほどルフィはアインを貪る。

ここまで激しく行為に及ぶのはかつて戦った男の教え子が相手だからだと思われる。無意識のうちにそんな大事な女を自分の欲で穢すことに非常に興奮しているようだ。


「あっ!だめだめだめ…!イっ……!」


そんななか、身体を強く震わせアインは絶頂へと至った。

それを見てルフィの動きが止まる。その目はアインへの心配の色を……そこまで含んでいなかった。


「はぁ……はぁ…………ひゃあ!?」


呼吸が落ち着いてきたところで再びルフィが動き出す。

先ほどと同様かそれ以上に激しく欲を刻み込む。


「もういいか?こっからは止まれねェからよ……頑張ってくれ」


先ほどまでは例え強姦まがいの行為でも確かにアインを気遣うような優しさはあった。

けれども今はそんなものは微塵もない。ただルフィが快楽を満足するまで浴びる行為へと変わっていた。


「まっ、またイっ…て、うごイっ……く……〜〜〜〜!」


「もう我慢できねェ……止まれねェ…!」


ーーーーー


頭が働かない

絶えず身体に途方もないほどの快楽が叩き込まれる

何度も何度も絶頂に至る

まるで今までの人生の分の絶頂をしているみたいだ


「イった!もうイったわ!止まって!」


無言で、けれども時折気持ちよさそうな声を漏らしながらソレを叩きつけてくる。

止まらない絶頂とこのままだったらおかしくなってしまうほど気持ち良くなってしまうという恐怖が襲ってくる。

そんなことを知る由もないルフィのソレは私の中で大きく膨らみ始めた。


「もうやだ…!こわい……!先生……先生……!」


「……大丈夫だ……怖くなんてねェ……おれに全部任せろ……」


ルフィがここにきてまたキスをしてくれる。

それだけで先ほどまでは恐怖に襲われ冷え切った心が暖かくなる。


「任せて……いいの……だいじょうぶ……?」


「おう!大丈夫だ!だから安心してくれ……」


その言葉が私の心を完璧に溶かす。

ゼファー先生にしか預けなかった全幅の信頼をルフィに預けてしまう。

その瞬間先ほどよりも遥かに強い快楽が襲ってくる。


「きもちいい…!もっとほしい……!」


「うおっ!きつ……!」


ルフィの顔が歪むのが見えた。

奥で締め付けるのが気持ちいいみたいだ。


「もっとしてあげる……だからあなたをもっとちょうだい…?」


「…‥わかった……!」


締め付けると同時に膣内が蠢く。

ルフィのソレに絡み付け優しく迎え入れる。

それを受け時々身体を跳ねさせるルフィに愛おしさを感じる。


「それ……いい……!もう…イ……くぞ」


「あっあっあはっ!ちょうだい……あなたの……いっぱいちょうだい…!」


先ほどよりも中で大きく膨らむのを感じる。

目の前の様子と中を抉る強さから終わりが近いのだと悟る。

それを少し寂しく思うがそれよりも今まで以上の快感を浴びることを確信し期待している自分がいる。

ルフィが一際強く奥に叩きつける。そして───


「あ、がぁ……お゛…!……ぐぅ……!」


「えぁ……ひ……あ………」


中で大きく脈動し、音が聞こえそうなほどの勢いで灼熱の塊が最奥に注ぎ込まれた。

あっという間に私の小さな膣を満たし、入りきらなかった欲が結合部からこぼれ落ちていく。

長い長い射精が終わったのちにルフィの欲望が私の膣から引き抜かれる。


「はぁ……はぁ……すごい量……」


こぼれ落ちた精を指で掬ってみる。

非常に濃く、こんなものが注ぎ込まれたら一発で妊娠してしまうのではと思うほどだった。


「……その、気持ちよかったわ……ありが……え…?」


一夜の夢を見せてくれたルフィに感謝を述べようと顔を向ける。

そこには先ほどよりも怒張したモノを携えたルフィがいた。


「お、男の人って一回したら満足するんじゃないの?」


「お前みたいなのができるのに満足できるわけねェだろ」


肉欲に染まった瞳をこちらに向ける。

それだけで無意識のうちに秘部から蜜が溢れてくる。


もう一度ベッドに押し倒される。

そのまま貪るようなキスをされる。


(ごめんなさい……!ゼファー先生……!この人に私の女としての全てを捧げるのを許してください…!)


心の中で認められたとはいえ海賊に女にされた自分を謝りながら、再びルフィにその身を任せるのであった。


ーーーーー


「じゃあなアイン、また会おうな!」


「ええ、あなたも気をつけて」


二日後、ルフィの言葉通りサニー号はこの島を出港する。

その見送りに私は港に立っていた。


「………時々でいいのだけど私のことを思い出してくれたら嬉しいわ」


行為をして気づいたが、処女であった私があれほどまで気持ちよくなれるテクを持っていたということはおそらくこういった女は他にも大勢いるのだろう。

仲間のあの二人も例外ではないだろう。


わかっていたことだが、それを思うと自分だけではないのかと少しだけ寂しく思う。


「アイン」


「……なにかし……ん……」


そんな気持ちを察してくれたのか触れるだけのキスを落とされる。


「全部終わったら迎えにくる!待っててくれ!」


「……ええ、いつまでも待ってるわ。もしかしたら二人になっているかもしれないわよ?」


二人で笑い合い、最後の会話を済ませる。

そして船が出港した。

徐々に小さくなっていく船の上で何故だかわからないがルフィがボコボコにされているのが見えた。


「………もしかしてご飯抜きって……女に手を出しすぎたからだったのかしら」


そんなことを思いながら酒場へと戻っていく。

未だに身体は痛むがそうも言ってられない。

もしかしたら子供もできるのかもしれないのだから。


未来に思いを馳せながら、アインは自分の生活へと戻っていった。



Report Page