ある日の会話

ある日の会話


「ねぇシュヴァル、こんなのおかしいよ。寒い日に手を吐息で温めた後、片手に手袋をつけてもう片方はポケットの中で恋人繋ぎしたり、バレンタインにチョコレートをあーんしたり、自分の体を触らせたり、充電って言って抱きついてきたりするなんて、トレーナーとウマ娘の距離感じゃないよ」

「トレーナーさんが、悪いんですよ?」

「へ?」

「"僕の"トレーナーさんになってくれた一年目にトレーナーさんがしてきた事なんですよ。すごくドキドキしたけど、嬉しかったんです…それなのに、トレーナーさんは忘れていたんですか?」

「ち、違っ!それはその、シュヴァルが体調を崩さないように、とかもっと仲良くなりたいなって思ってした事だから!」

「そう、ですか。それなら僕も"もっと"トレーナーさんと仲良くなりたいんです。今からこのお菓子を咥えてくれませんか?」

「これってポッ○ーだよね?別にいいけどどうしてこんな事、を……」

「食べ終わるまで絶対折らないでくださいね。一袋分無くなる前に一度も折らずに食べきれなかったら…」

「お仕置き、しますからね?トレーナーさん、トリックアンドトリート」

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