あま拓スレモニタリング。ずぶ濡れお着替え編

あま拓スレモニタリング。ずぶ濡れお着替え編

モテパニ作者

これはある存在によって可視化された可能性。

あま拓スレの中心人物、品田拓海があるシチュエーションに巻き込まれた時の様子を見守るのだ。

今回のシチュエーションは…みんなで遠出している時、二人だけで逸れてしまい雨に降られてずぶ濡れになった時、偶然見つけた小屋で着替えを見つけたシチュエーションだ。

さあその様子を見ていこう。

『その1ゆいの場合』

拓海「まさか旅先でこんな事になるなんてな、小屋を見つけられて助かったけどずぶ濡れだ」

ゆい「うぅー、冷たーい」

拓海「なんとか服を乾かせればいいんだけど…」

ゆい「あ!見て拓海、タオルと着替えになりそうな服があるよ!」

そこにあったのは大きめのバスタオルとフリーサイズのTシャツと服のパンツであった。

拓海「なんかおあつらえ向きだな。とはいえこのままじゃ風邪ひいちまいそうだし、申し訳ないけど使わせてもらうか」

ゆい「よーし!」

ゆいはそのまま脱ぎ始める。

拓海「ばっ!ゆい!なにいきなり脱ぎ始めてんだ!?」

ゆい「脱がなきゃ着替えられないよー、ほら拓海も脱いで」

拓海「あ、ちょ、ま…」

この後二人は一緒に着替えた。

拓海はこの後しばらく顔を真っ赤にしていた。

『その2あまねの場合』

拓海「まさか旅先で(以下略)」

あまね「む、見ろ品田、タオルと着替えになりそうな服があるぞ」

先程と同じ物である。

拓海「あー、菓彩、先に着替えてくれ。俺は後ろ見てる」

あまね「そんな事を言って、こっちをチラ見するつもりだろう?」

拓海「しない」

あまね「男なら堂々とガン見しろ!」

拓海「だからしないって」

あまね「ふむ、品田。異性とこんな状況にいるというのに少し淡白じゃないか?もう少し面白い反応をしたらどうだ」

拓海「そんなテンションのやつにどう反応しろっていうんだよ…」

あまね「なるほど、恥じらいが欲しいわけだな。でわ、こほん。…し、品田、恥ずかしいが、濡れた服を着替えたいんだ。…後ろ、向いててくれるか?」

拓海「………いやいまさら取り繕われても反応に困る」

あまね「つまらんぞ品田」

この後普通に着替えた。

『その3ここねの場合』

拓海「ry」

ここね「あ、拓海先輩。タオルと服があります」

拓海「おー、こりゃ助かるな」

ここね「えっと、仕切りになりそうな物は…、無いですね…。あの、わたしが先に着替えさせてもらってもいいでしょうか?」

拓海「あー、うん。いいぞ、俺は後ろ向いてるから」

それを聞いてここねは少し躊躇いながらも服を脱ぎ始める。

流石に下着までは外さないが、こんな薄着の状態でなんの隔たりもなく異性が真後ろにいるとは。

ここね「(は、恥ずかしい!)」

さっさと服を着てしまいたいが、濡れた体も拭かなければいけないので時間がかかった。

ここね「お、終わりました…」

拓海「あ、ああ…じゃあ次は俺が着替えるから後ろ向いててくれ」

ここね「は、はい!」

順番が回ってきて、今度は拓海が着替える。

ここね「(これはこれで恥ずかしい!)」

その後着替え終わった二人はしばらく気まずかった。

『その4らんの場合』

拓海「ry」

らん「ふにゃー、戻したばかりのわかめみたいにずぶ濡れー。あ、お兄ちゃん、タオルと服があるよ!」

拓海「お、ほんとだ。頭出せ、拭いてやるから」

らん「自分でできるよー」

拓海「いいから」

拓海はらんを引っ張り髪を拭いてやる。

頭の水気が少し取れただけでまあまあ気分が楽になる。

拓海「じゃあ俺後ろ向いてるから、さっさと着替えちまえ」

らん「(むー、お兄ちゃんったらなんでも無いような態度とってー。いくららんらんが望んで妹扱いされてるからって、この状況ならもうちょっとあるでしょ!よーし)」

らんは後ろを向いてる拓海に近づく、腹いせにイタズラしてやろうと思ったからだ。

そして後一歩のところで

拓海「ふんっ!」

らん「ふにゃ!」

拓海は後ろを向いたままらんの頭を抑えた。

らん「なんで気づいたの!?タツジン!?」

拓海「なんでって、そんな濡れた服で近づかれたら音でバレバレだっての」

らん「あ!」

拓海「もういいだろ、早く着替えてこい」

らん「は〜い」

らんは今度こそ言うことを聞いて着替えた。

『その5ソラの場合』

拓海「ry」

ソラ「拓海さんタオルと服がありますよ!どうしましょう、使っていいのでしょうか?」

拓海「んー、よくはないかもしれないけど、こんな事態だし使わせてもらおう。もしダメだったら後で謝ろうぜ」

ソラ「はい!では拓海さん、先に着替えてください」

拓海「え?いやいいよ、ソラから着替えろよ、体冷えちまうぞ」

ソラ「それは拓海さんだって同じですよ。わたしは大丈夫です!鍛えてますから!」

拓海「いやでも…」

そしてしばらく問答は続き、

ソラ「むー、だったら同時に着替えましょう!それならお互い文句無いはずです!」

拓海「え!?それは…」

ソラ「これもダメなんですか?なぜ」

拓海「うーん…いやわかった。それでいいよ」

最終的に拓海が折れて二人同時に着替える事にした。

お互い着替えとタオルを取り背を向ける。

濡れているため普段より脱ぎにくい服を苦戦しながら脱ぎ始める。

濡れている分普段より衣擦れの音も大きい。

ソラ「(これって、ひょっとして拓海さんにわたしが今どういう状態かバレてるのでは!?)」

ソラはその状況になって拓海が躊躇っていた理由も理解する。

そして言いにくそうだった理由も。

片方が着替えているなら耳を塞ぐなりやり方もあるが、両方となるとそうもいかない。

さっさと終わらせたくても、濡れている服ではそうもいかないというおまけ付きだ。

拓海もソラも段々とお互いの音が駄目とわかりつつも気になり始める。

そして…

ソラ「お、終わりました…」

拓海「あ、ああ…」

着替えが終わる、だがお互い胸の高鳴りは止まっていない。

ソラ「ど、どうですか?」

ソラの格好はダボダボのTシャツとズレてしまいそうなパンツスタイル。

ファッションとしては下の下と言っていい、それでも自分が相手にどう見えているのか彼女は聞いてしまいたかった。

それに拓海は、

拓海「ああ、いいと思う…」

そう答えた。

『その6のどかの場合』

拓海「ry」

のどか「ふわ〜酷い目にあったね。あ、拓海くん服とタオルがあるよ」

拓海「お、ほんとだ。花寺、先に着替えてこいよ、俺は後ろ向いてるから」

のどか「え?悪いよ、拓海くんだって濡れて寒いのに」

拓海「いいって、花寺も寒いだろ」

のどか「でも…くしゅんっ!」

のどかは体が冷えたのか、くしゃみをしてしまった。

今は体力がついたとはいえ、昔病弱だったのどかはこういう時つい心配になってしまう。

拓海「ほら寒いだろ、俺は大丈夫だから、それとも俺が着替えさせてやろうか?」

のどか「え!?」

拓海「!?」

思いの外強い反応が返ってきて逆に拓海が驚いてしまった。

拓海の気のせいで無ければ、その表情には喜色の面が混ざっていたように思えた。

拓海「あー冗談だから、早く着替えてこいって」

のどか「う、うん」

言われてのどかはようやく着替え始める。

拓海「(花寺のやつ、なんだあの反応。俺はてっきり…)」

のどか『何言ってるの!拓海くんのバカ!もうわかったよ、こっち見ないでね』

拓海「(みたいな反応が来ると思ってたんだけどな)」

のどか「(ふ、ふわ〜。いきなりあんな事言っちゃうなんて拓海くんったら…///ううん、拓海くんも私のために心にも無い事を言ってくれたんだよね。でも…もし本音だったら、ふ、ふわ〜!)」

その後のどかはしばらく悶えていた。

『その7ララの場合』

拓海「ry」

ララ「オヨヨ〜大変な目にあったルン。おお!拓海、服とタオルがあるルン!ここは拝借させてもらうルン。じゃあ拓海、先に着替えていいルン」

拓海「いいのか?」

ララ「わたしは大人だからこういう時は大人しく譲るルン。それに調査員としてこれくらいのトラブルは慣れっこルン」

拓海「そうか?なら…」

拓海は普段ならば相手を優先するだろうが、ララの好意は受ける事にした。

年は拓海より下だが、故郷では成人しているララ。その自覚を持ってしっかりと振る舞っている姿は尊重したくなる。

ララも落ち着いた様子で後ろを向いている。

ララ「(オヨヨヨヨ〜!今わたしの後ろで拓海が着替えてるルン!?落ち着くルン、大人としてここは毅然とした態度をとらねば…)」

拓海「なあ」

ララ「オヨヨ!!?なっ!んんん、こほん。どうしたルン?」

拓海「いや服が小さくてさ、ララ間違えて大きい方取ってないか?」

ララ「オヨ?」

描写が今まで省かれていたが、実は着替えの服は拓海が着れそうな大きい物とプリキュアのみんなが着れそうな小さい物の二着があったのだ。

それをララは内心同様してたのもあり大きい方を取ってしまったらしい。

ララ「ごめんルン、それじゃ交換するルン」

拓海「おう」

交換が終わり、拓海も無事服を着替えた。

ララ「それじゃあ次はわたしが……………………拓海、一つ聞くけどこれ一回着たルン?」

拓海「ん?あー、一回着ようとしてダメだったな」

ララ「(つまり一回袖を通そうとはしたルン!?)」

拓海が一度着た服、それも一分かそこらしか経ってないうちに、だ。

ララ「うおおお!こういう時は度胸ルン!」

拓海「ラ、ララ…?」

ララは勢いのまま服を着替える。

そして着替えた後拓海にドヤ顔を見せていた。

『その8ローラの場合』

拓海「ry」

ローラ「まったく、最悪よ。それにしても人間の体って濡れたままだと具合悪くなるなんてわけわかんないわよね」

拓海「人魚ならではの意見だな…お、見ろローラ、タオルと着替えになりそうな服があるぞ。着替えたらどうだ?」

ローラ「そんな事言って、私の着替えを覗くつもりでしょ!あんた最低よ!」

拓海「はぁ、じゃあ俺が先に着替える」

ローラ「あんたの着替えを私に見せつける気!?やっぱりあんた最低よ!って、え?何する気?ちょっと顔怖い、いや〜!」

〜〜〜

拓海「ま、あいつ人魚の姿に自由に変われるみたいだし、雨に濡れても風邪とか大丈夫だろ」

ローラ『ちょっと〜ここ開けなさいよ〜』

ローラは雨の中人魚姿で締め出されていた。

『その9ツバサの場合』

拓海「ry」

ツバサ「うひゃあ、すっかり濡れちゃいましたね。あ、拓海さん、服とタオルがありますよ。使わせてもらいましょう」

拓海「そうだな、じゃあ着替えようぜ」

そう言って二人は揃って着替え始める。

ツバサ「拓海さんって体つきしっかりしてますよね」

拓海「ま、鍛えてるからな、ツバサだって意外と筋肉ついてるじゃん」

ツバサ「意外は余計です。僕も飛ぶために鍛えてるんです」

拓海「へー」

拓海は胸を張るツバサの胸元を触る。

ツバサ「ちょっ!何するんですか!?」

拓海「ん?どれくらい筋肉ついてるか確かめてやろうと思って」

ツバサ「そんな事しなくていいですよー!」

拓海「遠慮すんなって」

ツバサ「あはは!くすぐったいです!もー、お返しです!」

拓海「はんっ、効かねえな」

ツバサ「ぐぬぬ〜」

二人はこの後も戯れあっていた。

『その10ましろ(常識人)の場合』

拓海「ry」

ましろ(常識人)「大変な事になっちゃったよー、あ。あれ、ひょっとして服とタオルかな?」

拓海「おおちょうどいいな、使わせてもらおうぜ」

ましろ(常識人)「え!?(それってこの場で着替えるってこと!?うぅ〜隠れられそうな場所なんて無いし、拓海くんは見ないだろうけど、近くに男子がいるのに着替えなんて恥ずかしいよ〜)」

拓海「あ、そうだ。虹ヶ丘なら他の虹ヶ丘呼べば壁になってくれるんじゃないか?」

ましろ(常識人)「え?あ、あ〜うん、確かに…」

ましろ(常識人)は若干腑に落ちない気持ちになる。

決して嫌なわけではないのだが、こうもあっさりした態度を取られるのはそれはそれで複雑なのだった。

ましろ(ソラ拓)「いいアイディアだね拓海くん。さ、わたし達で壁になるよ」

ましろ(ソラまし)「あなたなんかにわたしの体は見せないんだから!」

ましろ(まし拓)「拓、代わりにわたしの方見てていいよ」

ましろ(作家)「このシチュエーション、なんとか作品に落とし込めないかな?」

言っている間にましろ達が集まってくる。

一気に人数が増えて騒がしくなった。

ましろ(常識人)「…そういえば、わたし達は他のわたしのところに出られるんだよね?だったら誰かがみんなの所に残って、わたし達の状況伝えてくれたらよかったんじゃないかな?」

『あっ…』

この後サイズの関係で壁になれない妖精のましろが残っていたので、無事皆に状況を伝えられた。

『その11ましろ(まし拓)の場合』

拓海「ry」

ましろ(まし拓)「大変な事になっちゃったね!雨で体が冷えちゃったし、こんな時は裸で温めあわなきゃ!」

拓海「それは雪山とかだろ…いや雪山でもよっぽど切羽詰まらなきゃやらないだろうし。そういや虹ヶ丘は他の虹ヶ丘の所に出られるんだろ?だったら戻ってあったまった方がいいんじゃないのか?」

ましろ(まし拓)「だ、ダメだよ!そんな事したら拓を置いて行っちゃうし!」

拓海「そうかぁ。いや、それなら他の虹ヶ丘が出てきてお前は戻ってもいいんじゃないのか?」

ましろ(まし拓)「拓!?」

ましろ(ソラ拓)「それはいいアイディアだね、ほら拓海くんはわたしにまかせて戻っていいよ」

ましろ(まし拓)「ここぞとばかりに出てきて!邪魔しないでよ!」

ましろ(ソラ拓)「邪魔なんてしてないよ!心配だから来ただけだよ!」

ましろ(まし拓)「そんな事言って拓とソラちゃんが同じ状況になったらチャンスだーって思うくせに!」

ましろ(ソラ拓)「…………そんな事ないよ!」

二人のましろの口論は止まる気配を見せない。

そんな中拓海は窓の外を見た。

拓海「あ、晴れてきたな」

外は虹がかかり始めていた。

『その12ダークドリームの場合』

拓海「旅先でこんな目にあうとは、濡れちまった」

ダークドリーム「でも小屋を見つけられたのはよかったわ。あれは、服とタオル?」

拓海「お、ラッキーだな。使わせてもらおうぜ」

ダークドリーム「…ねえ、あんなダサい服着なきゃだめ?変身した方がいいんじゃない?」

拓海「いや、こんなところで変身するわけにはいかないだろ」

ダークドリーム「なんで?私たち以外誰もいないじゃない」

拓海「だとしても必要に駆られた時以外で変身するのもな」

ダークドリーム「…変なの」

文句は言いつつもちゃんと従うダークドリーム。

変身への意識は生まれながらにして変身できるのが当たり前なダークドリームと、つい最近変身能力を手に入れた拓海、隔たりがあるのは仕方ない事だ。

そしてダークドリームはさっそく着替え始める。

拓海「おい、俺がいるんだぞ」

ダークドリーム「だから何?」

拓海「いや男がいるのに急に脱ぎ始めるなよ」

ダークドリーム「男っていっても拓海でしょ?別に私は気にしないけど」

拓海「だからってなぁ…」

ダークドリーム「はいはい、寒いからさっさと着替えさせて」

拓海が注意するもあまり聞いてくれないダークドリーム。

拓海も諦めて自分も着替える事にした。

そして数分後、二人は着替え終わる。

拓海「雨が止むまで待機だな」

窓の外を見る拓海、まだまだ止む気配はみせない。

ふとダークドリームの方を見てみると、少し様子がおかしかった。

拓海「どうした?」

ダークドリーム「別に…あんまりこっち見ないでよ」

拓海「は?どうした?着替えの時は何も気にしてなかったくせに」

ダーク「だって、こんな格好見られたくないもん」

どうやらダークドリームは拓海の前では裸よりセンスの無い格好の方が恥ずかしいらしい。

拓海「お前に羞恥心があるってわかって俺は嬉しいよ」

ダークドリーム「はぁ?何それ?」

二人は雨が止むまでその後他愛無い話をするのだった。

〜〜〜

いかがだっただろうか?

見れなかった者もいるようだが、今回はこれで充分だろう。

またここに繋がる事ができればその時も案内しよう。



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