あとがきという名の補足

あとがきという名の補足



どんなに変わり果てても医者としての矜持を持ってるIFローが書きたかった。

最初はただ路地裏でシクIFローを見つけたサンジとチョッパーがサニー号に連れて帰って治療してくれるだけの話だったのに、気付けば筆が乗って病院の一連のシーンが追加されてました。アレー!?

2人を選んだ理由も女好き・医者だって理由だったのにモンスターと関係ある感じになってた不思議。



糸束は察しの通りIFドフラミンゴの糸で作られた義手です。

パラレルワールドに来たことで能力が切れてただの糸になりました。

IFローが着せられてるドレスは肩や背中が見えないようなデザイン。手には肘まである手袋を嵌めさせて徹底的にタトゥーが見えないようにされてました。

能力に関しては左手に海楼石製の指輪とブレスレット(遺灰ダイヤ付き)を付けられていたので使えませんでした。

でも珀鉛病を再発した時点で、ドフラミンゴからどんなに治せと言われても自分からは治療しませんでした。

全てを喪って、尊厳も何もかも踏み躙られて。これからも女として生きるくらいなら珀鉛病で死んだ方が遥かにマシだと。

拷問しても何をしてもローが自分で珀鉛病を治す気がないと理解したドフラミンゴは違う世界のローに治療させようとヘルメスを見つけてきますが、ドフラミンゴよりも先にベビー5がローを連れ出してヘルメスで正史世界へ逃しましました。あまりに凄惨な拷問や陵辱を受けているローを見てどうしても助けたかったと。

ドレスローザが滅ぶ日に、あの人(サイ)が自分にしてくれたように逃したかったと笑いながらローの目の前でドフラミンゴに糸で貫かれました。既にヘルメスは発動していたので助けにも行けず、IFローはまた自分のせいで死なせてしまったと崩れ落ちながら正史世界に飛ばされました。


見知らぬ街に辿り着いて、最初に目にしたのが男のままの自分がクルー達と笑い合ってる光景で。

それが見れただけで満足してしまったIFローは人のいない路地裏へと篭って失血死するまで過ごすつもりでした。

でもIFローが↑でハートメンバーを見た時にシャチ達が「女になった時のキャプテンみたいなカワイイ子を見た気がする」と探しに来るルートもあったかもしれないです。(書く予定はないです)


サンジに抱えられてる時にタバコの匂いを嗅いでコラさんを思い出してました。

IFローは長期間のストレスにより獲得性吃音になっており、話す時にどもったりする様になってしまってます。

なので名前を言う時も綺麗に『ロー』と言えなくて『ロロ』だと勘違いされました。


病院でIFローを診察した医者はノース出身。

数年前までは北の海の病院で働いていました。ノースブルーって新世界側だし来てもおかしくないのかなと。ベポがゾウからノースに来たりしてるし定期船とかあってもいい。

医者はSS内で言っている通り13年前にコラさんと病院巡りしてたローに会っています。

政府の公式発表を信じているので、ローとコラさんが病院を去った後も運良く自分達には感染らなかっただけだと思ってます。

このあと騒ぎを聞きつけた正史ローに凸られる未来が待ってる。

話を聞いて珀鉛病患者を連れているのがサンジとチョッパーだと知った正史ローはサニー号に鬼電するわけです。


女になる病はシクシクの能力でなったのとは違い、ウイルス感染なので覇気じゃ治せません。空気感染するので予防はシクIFローが言ってる通り。

何故予防方法を知っているのかはIFドフラミンゴによって女にされた時に丁寧に教えられたから。ワクチンを打っている人間と女性には罹りません。

元はウイルスなので免疫により一定期間で男に戻れるのですが、男の姿に戻りかけるたびにまたウイルスを(毎回IFローが気絶してる時に)打たれていたのでIFローは二度と男には戻れないのだと思い込まされてます。


サンジを医療室から追い出したチョッパーはシクIFローの手袋やドレスを脱がした身体を見て、あまりに傷だらけだったので泣きました。

そしてタトゥーを見て「やっぱりトラ男なのかな…でも明らかに最後に会った時より古くて深い傷があるな」と疑問に思ってます。



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