test

test

V.H.S


ギッ!!!!…ボッ…

(赤い髪の男の上、大股を開き背を伸ばす黒いファー付きのコート)

折原:はー(額から落ちる汗)…(黒い警棒を掌でさすり…)

ガッ!!!(砕け散る赤い髪の男の、サメのような歯…続いて散るメガネのレンズ)

(手足が左右互いに千切れた、赤い髪の男…青と黒で斑らになった顔…潰れた鼻)

赤い髪の男:頼む…もうちょーし…の…んね…(口の血を塞ぐように、押し込まれる警棒)

折原:フン…(警棒で男の口をかき回して)フン……(脂汗をひたいから落として)忠誠心てわかるか?

(折原の後ろ…白と緑のジャケットの男女、吉田と柴田)

吉田:…(喉を鳴らして)

振り向く折原の三白眼:お前に聞いてないよ!!女の方だよ!!!

吉田:(割って入って、警棒を横からブーツで蹴って)

赤い男:…き…グェ…!!!!…(警棒を咥えた、首が真横に曲がって、赤い羊のような瞳孔が開いて)にょろ…にょろって…やるわっ…おまっ…

吉田:…(顔を青くして)こ、こいつ…死なない奴すよ…

折原:(ポケットに手を突っ込んで)じゃあ死ぬまでやれよ。確かめろよ。(吉田のジャケットを掴んで)…女のが根性あんのかよ!?

吉田:…な、なにキレてんだよ…(襟をねじり上げられ)…いや…オレやるんで美月ちゃんは…

柴田:…(赤い男の横に立って、何食わぬ顔で鉤爪で髪をつかんで)

ぐちゃっ(頭皮に深く食い込む緑色の鉤爪…)

赤い髪の男:(まだら色の顔が歪み)あぢっ…!!ぢっ!…(警棒を深く突っ込まれた口から泡状の血が流れていき)あじゃまは…ぐびい

の上は……あぁ!!!!!

(欄干の壁の前…)メリッ…(柴田の鉤爪に首が逆方向に無理に曲げられていき)


赤い男:(警棒の隙間から黄色い泡を吐きながら)ゆ…ゆうことを…ぎくます……ゆるぢ…でえ!!!!!

柴田:(鉤爪を離して)ミッキーのそういうとこ…好きじゃないよ

折原:……(近づいて、柴田の紫の瞳をみて)

柴田:わたしたち「超人」に甘っちょろい仲間意識なんてない…わたしたちは「絵」じゃないんだから

ガリッ!!!

(ブーツのつま先で蹴り上げられ、宙を飛ぶ警棒)

折原:(笑顔で柴田に近づいていき)

柴田:(顎を反らし、手足のない血の袋のようになった赤髪の男ーーグレルを見下ろして)これはあなたの趣味?それとも……

…おばあがなにを考えてるか不安?(振り向く柴田の頬を振り抜く拳)

(倒れた柴田に真顔で馬乗りになる折原…柴田の腫れた頬を叩く、ナイフの腹)

柴田:(頬を抑えて、紫の目を開いて細め)…女の方が根性あんのかよ?

ーあああああああ!!!!!!

(欄干から紺色のジャケットともつれあって落ちるさんおつ…振り向く折原)

折原:水無月…さん!

ザッ

Report Page