2017年の変化、来年の抱負など
まごわやさしいな本舗 代表 高洲 亜子
こんにちは。まごわやさしいな本舗 代表の高洲亜子と申します。4児の母です。
8年前にIターンで佐久市に引っ越してきました。
引っ越した年から、わりと子供たちとひきこもりのような生活を送っていました。
昨年の江原さんと大越君との出会いが社会へと踏み出す第一歩になりました。
今年ももう年の瀬。思い起こせば今年1年は社会勉強の日々でした。
田舎の専業主婦でぬくぬく過ごしていた私に、社会の常識はとてもエキサイティングで過去の出来事をリアルに思い出させてくれました。
そういえば、2年前に4校統合の小学校建設地を巡って教育委員会や地域の議員さんとやり合っていたときも同じ思いを感じました。
「争いなく、要領よく生きていくためには、上に逆らわず、自分の(地域のための)本心を偽って生きていかなくてはいけない。」
東京にいた頃、私は原発や六ヶ所村の核燃料再処理施設の反対運動をしていました。
当時住んでいた武蔵野市の市役所に陳情書を出しにいったり、吉祥寺で自然食の1日カフェをしたり、小出裕章さんの講演を聞きに行って勉強したり。署名活動をしたり。
どんなに活動しても、声を荒げても道行く人々は全く興味なし。
何も変わらない。
自分一人の力はなんて小さいんだろう。
こんなことをしていても何も変わらないのではないのかー。
反対、反対、と叫んでいることは
領土を巡って戦争している人たちと何も変わらないのではないか。
私は何をしているんだろう。
悶々と悩み、ひとつ決めました。
「私が、変わろう。」
自分でできることは自分でやってみよう。
そして、2009年の3月に3人の子供を連れて佐久市に引越し、
まずは畑を借りて、
野菜を育て、
娘を自宅出産し、
無介助で自分の手で取り上げ、
畑で取れた大豆から味噌をつくり、
星空を眺め、
雨川で蛍を追いかけ、
借家から今の家に引っ越してからは果樹の剪定をしたり、
マイチェーンソーで丸太を切り、薪割機を借りてきて薪割りしたり、
雪が降れば家の前の坂のマイゲレンデで子供たちと雪滑りをしたり。
この8年は子供たちと生きる術を学んだ8年でした。
今年働き始め、社会と関わりだして
引きこもっていた時はあまり感じなかった感情をまた、感じている自分がいます。
でも、以前とは違い、悲観をしていない自分も。
田舎で「生きる」ための選択をしたことがとても大きな自信になっているのだと思います。
そして、11月に大きな決断をしました。
自分を偽らずにすむ方法を。
2018年はこの大きな選択をさせてくれた家族に感謝をしつつ、
一歩ずつ前へと進んでいきたいです。
iitoco!!の皆さまには引き続きお世話になります。
今後ともよろしくお願い致します。