仮想通貨のこととか
小林貴光みなさんこんちは。早いもので佐久市に引っ越してきてはや9カ月が経とうとしています。
初めは環境の変化にいろいろ戸惑いましたが(ゴミの分別がめちゃくちゃ難解なことととか・・・)、ようやく少しずつ慣れてきました。
しかし、なんというか・・寒さにははなかなか慣れないですね。
早く寒さにも慣れ、全身で佐久市に慣れていきたいと思っています。
ちょっと早いですが、来年もどうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)mm(_ _)m

さて、江原さんから日記を書いて下さいと言われたのですが、いつもの日常が「寝る→仕事→休憩→仕事」のループだけで、代わり映えしない毎日。。特段書くこともなかったので最近ちょっと凝っている仮想通貨について書かせていただくことにしました。
今年というか・・、来年こそは! 密かに仮想通貨に関することで収益を上げようと目論み頑張っています。
普段やっている受託開発の仕事が実はあまり好きではなく、半分現実逃避的な欲望ではあるのですが・・・。
早く足を洗いたいと思ってやみません。

自分が ”仮想通貨” という言葉をよく聞くようになったのは、昨年末くらい(海外では、「Cryptocurrency」と言われているようなので、正確には「暗号通貨」という言い方が正しいかもしれませんね)。
岡山で一緒に仕事をしていたプログラマーの方が、「小林さん、仮想通貨の価格見ていると楽しいですよ〜」と教えてくれたのがきっかけです。
以来、その未成熟な市場によることの価格の乱高下の激しさに興味を持ち、暗号通貨関連のニュースをちょこちょこウオッチするようになりました。
初めは、何をどうやって取引して良いかわからなかったのですが、今はインターネットという便利なものがあります。まったく知識がなくても、色んなことが調べられるんです。
素人ながらもトレードや裁定取引(取引所間で生じる価格差で利益を得る手法)にも実際にチャレンジしてみて、値動きの面白さを直に体験してみました。
自分にとっては、ビックリするような額を一瞬で溶かしてしまったり(汗)、いろんな目にあった一年でしたが、見方を変えればお金がお金を稼ぎ出す不思議な市場。なにか面白い世の中がやってきたなと感じました。
ちなみに、嫁さんには失った資金については、「◯△◇*万円損するということは、◯△◇*万円儲かる可能性もあるんじゃないかな(小声)」とむちゃくちゃな理論を話して、なんとか頑張ってもらっています。
金銭売買といえば、自分は今まで株もFXも全くやったことはありませんでした。
結構飽きっぽい性格なので例えば仮想通貨が ”トレードができる” 、程度の価値しかないものであればそれほど長く興味を持つこともなかったと思います。
しかし、仮想通貨が面白いのは通貨そのものに対する投資以外にも「ブロックチェーン」や「スマートコントラクタ」といった技術的なもの、さらに店舗決済やデビットカードといった決済に関するサービス、マイニングなど様々な要素を取り巻いている点です。
いってみれば、1つの要素に飽きても他にも次々に知るべきことがあるので、大変ではありますが終わりのない楽しみがあるのですw
また、これは自分にとってですが技術的な部分では本業でもあるプログラムの知識が多少なりとも役に立ちます。
トレードに疲れ果てたらプログラムの方も勉強して、売買に役立てることができる! と一石二鳥な業界なのです。
趣味程度ではありますが仮想通貨はGPUマイニングも始めました。
GPUマイニングとは、パソコンに難しい計算をさせ、その報酬として仮想通貨を得る作業です。
電気代を差っ引くと、ほとんど収益は残りませんが実際にやってみると部屋がとても暖かくなるという利点を発見しました。
秋頃は暑くてうるさくて不快でしたが、冬になってから部屋が暖かいことがとても助かってます。佐久はとにかく寒いので、これは大きなアドバンテージです。
お金を生み出す暖房機と考えれば(気持ち的には)なんとか採算は取れるレベルです。

さて、仮想通貨と一言で言っても現在は数え切れないくらいの種類のコインが存在します。
もっとも知名度があるのが「ビットコイン」でしょう。
しかし私が今、勉強目的で気になっているのがETH(イーサ)コインを利用するイーサリアムというプラットフォームです。
ビットコインは通貨の機能のみに特化したプロトコルですが、イーサリアムはETHという通貨機能に加えて、後述するスマートコントラクトが実装しやすいという特徴があります。
一言で言えば、イサーリアムはビットコインよりも汎用性が高く ”高機能” です。
スマートコントラクトは一般的には、「各種契約をプログラムで自動実行するような仕組み」と捉えられています。
不動産の権利譲渡とか車の売買契約などは、これまで専門の人や会社が当事者同士の間に入り、契約を行なってきました。
スマートコントラクトを使うとこうしたことが第三者を介さずに自動で行えるといわれています。
ビットコインの仕組みも、そもそもは電子的なデータの所有権移転を管理した分散台帳なので、広義の意味では「資産を対象としたスマートコントラクタ」とも言えなくはないとは思いますが、イーサリアムのスマートコントラクタは仮想通貨に限らず、実社会の様々な情報と連動できる点で優れています。
この他、イーサリアムの特徴としてネットワーク上に独自のトークン(ひらたくいえば「通貨」)を発行できることも挙げられます。
いっとき、というか今もですが特に海外でICO(Initial Coin Offering)で資金を集めるというスキームが大流行しました。
ICOというのは、株の世界で言うところのIPO(Initial Public Offering)です。資金調達を行いたい企業やプロダクトチームなどが仮想通貨を発行して資金を調達する仕組みです。
日本でも先日、「Zaif(ザイフ)」という仮想通貨取引所を運営するテックビューロ社が、ICOプラットフォームを立ち上げ、「COMSA(コムサ)」という独自トークンを発行し注目を集めましたね。
COMSAには、ERC20トークンという、いわゆるイサーリアムに準拠したトークンも使われています。
イーサリアムプラットフォームは独自トークンが作りやすくICOととても相性の良い仕組みで、今後より注目されていくと思うのです。
というわけで、このイーサリムアムについての知識をより増やすべく先日、栃木で開催されているイーサリアム勉強会というのに参加してきました(月1回のペースで公民館で開催されています)。
なぜ、栃木? と思うかもしれませんが、インターネットで「イーサリアム 勉強会」と調べたら栃木の勉強会が引っかかったので速攻で行ってきた感じです。
栃木イーサリアム勉強会には、イーサリアムのプログラムに詳しいエドガーさんという海外の方が出席されています。
エドガーさんは、毎週木曜日に東京・六本木で開かれる「東京ビットコイン会議」を主催している方です。暗号通貨業界、とりわけプログラムにとても詳しく色々な質問に答えてくれます。
みなさんも、イーサリアムの勉強に興味があったら是非、行ってみてください。実際に行ってみると、栃木は東京に行くよりも時間的には早く意外と近いです。
主催者の佐藤さん初め、みなさん勉強熱心で良い方達です。
*↓東京ビットコイン会議のワンシーン。海外の人多いよ

さて、まとめ。
日本は銀行のサービスが整っていてお金の入出金も一瞬で完了してしまうのが当たり前、しかも電子マネーも普及しており仮想通貨のメリットを今一歩、享受できない恵まれた国の1つです。
正直、決済手段として、積極的に仮想通貨を使う理由は現状、特にないでしょう。しかし、「金」などのように資産を保有しておく手段であったり、海外とのお金のやり取りを行うようなケースでは、とても便利、かつ確実な手段の一つと感じています。
仮想通貨の登場は、「お金は中央機関がコントロールするもの」という、これまでの常識を大きく塗り替え、一国のお金ではなく "世界通貨" としての存在を作り始めました。
非常に個人的ですが、世の中の形を変えていく大きなインパクトをヒシヒシと感じています。
そんなわけで、来年も仮想通貨に関する情報をちょこちょこキャッチしていきたいなと思っています。
これからオリンピックを迎え、海外の方がたくさん日本にやってくると、仮想通貨のようなサービスはますます普及していくはず・・! です。
頑張れ仮想通貨 ٩( 'ω' )و
