ギルドハウスは僕にとって◯◯である。

ギルドハウスは僕にとって◯◯である。

Ichikawa Daiki


首都大学東京の大学院で建築を学んでおります、市川です。

 

僕は、お隣の小千谷市岩沢で、古民家を民宿にするプロジェクトに関わっております。

去年の7月ごろから、月に1回、多い時には10日間程度、東京から小千谷に来ています。

 

その関係でギルドハウス十日町のことを知り、なんだか面白そうだと思い、一晩泊まらせて頂きました。とても密度の濃い時間を過ごさせてもらいました。

以下、僕がギルドハウスに抱いた印象についてつらつらと述べさせて頂こうと思います。

  

・ギルドハウスは「◯◯」である。


僕は最初、ギルドハウスを訪れた時、「ゲストハウス」のような雰囲気を感じました。ギルドハウス1Fのリビングのような茶の間のような場所は、ゲストハウス特有の、宿泊者共有ラウンジのような雰囲気を出していました。コタツが中央に縦一列に並んでいて、そこで各々違った作業をしながら、時々話してニコニコしている。そんな風景はゲストハウスでよく見る光景なような気がします。

 

けれど、次の朝帰る時には、僕にとってギルドハウスは「家」でした。思わず、行ってきますと言いそうになったくらいです。言っちゃえばよかったなあ、と今では思います。

 

決定的に空気感が変わったのは、ご飯の時です。皆で手を合わせて「いただきます」。まるで競争のような(?)夕飯で、すぐおかわりに行く人が続出。ものの10分くらいでたくさんあった料理がなくなってしまいました。

 

まるで大家族のような食卓でした。ゲストハウスでは皆で決まった時間にご飯は食べません。ゲストハウスから家に変わりつつあった瞬間でした。これは2-3時間滞在しただけだと味わえないような「変化」の体験だったように思います。

 

また22時ごろになると、忘年会終わりの愉快な方が帰ってきました。お姉ちゃん(?)みたいな存在の皆の愛されキャラでした。一緒に交えてニコニコお話しして気付くと日付が変わっていました。友達と夜更かしするような、そんな印象も抱きました。

 

そんなふうに時間の経過とともに、ギルドハウスの印象が変わっていきました。

 

ギルドハウスは「◯◯」である。

 

人によっても見え方が違うし、しかも一人一人の時間軸の中でもギルドハウスの見え方は違う。常に変化し続けるガウディの建築みたいだなと思います。だからこそ魅力的で、たくさんの人を惹きつけるのだと思います。もちろん、僕もその中の一員です。笑

 

次回行った時、僕にとってギルドハウスはどんな存在になっているのか。今から行くのが楽しみでなりません。

 

また僕が携わっている民宿もこんな体験を提供できたらなと考えています。

小道の坂をのぼった開けた空間に、田んぼと家がぽつぽつあって素敵な風景です。


また近くの棚田もすごく綺麗です。

来年4月以降に開業予定なので、そしたらみなさんをお呼びして楽しい体験を提供できたら最高だなと考えています。

またギルドハウスにはお邪魔させていただこうと思っております!!


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